研究課題/領域番号 |
14780056
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
自然地理学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
須貝 俊彦 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 助教授 (90251321)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2003年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2002年度: 2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
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キーワード | 養老断層系 / 北アナトリア断層系 / オールコアボーリング / 地震発生の長期予測 / 地震再来モデル / 変動地形 / 古地震 / 地震の再来モデル |
研究概要 |
養老断層系桑名断層を対象として、過去7千年間に繰り返された断層運動の時期と断層ずれ量とを新しい地形学的方法によって復元した。具堆積には、コサイスミックな沈降にともなう地形面の急速な埋積過程が、堆積物の粒度組成や堆積速度の変化として識別可能であることを実証し、それをもとに、断層変位時期を100年程度の誤差精度で復元することができた。この結果をもとに、断層活動間隔のばらつきの度合いを評価した。すでに、平成14年度までに得られていた大深度のオールコアやジオスライサー試料などの分析をすすめると共に、その過程で必要の生じた地域を中心に、高密度で新たなコアリングを行った。すなわち、大学院生の研究協力のもと、平成14年度科学研究費補助金によって購入したパーカッション式ボーリングマシンを用いて、約30地点でオールコアボーリングを実施した。これらの高密度のコア分析も実施した結果、過去7千年間に7回の断層活動史が復元され、平均活動間隔のばらつきは、1シグマが約0.3という結果が得られた。この結果は、内陸活断層もプレート境界型断層と同程度の活動間隔のばらつきを持つことを意味する。
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