• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

湿潤衣服の肌触りが衣服の着用快適感に及ぼす影響

研究課題

研究課題/領域番号 14780061
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 家政学一般(含衣・住環境)
研究機関兵庫教育大学

研究代表者

潮田 ひとみ  兵庫教育大学, 学校教育学部, 助教授 (40223523)

研究期間 (年度) 2002 – 2004
研究課題ステータス 完了 (2004年度)
配分額 *注記
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2004年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2003年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2002年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
キーワード快適性 / 接触圧 / スポーツウェア / 温湿度変化 / 皮膚血流 / 湿潤感 / 心拍RR間隔 / FFT解析 / 血流量
研究概要

現在快適性の指標として挙げられている指標は不快でないことを確認する(α波・1/fゆらぎなど)程度であり、積極的な快適感(あるいは不快感)の指標として使用できる指標はない。簡便で安全な方法を用いて着用快適感の評価法が確立できれば老人医療・福祉分野にも寄与できる。
本研究は、衣服を最小の人間環境制御装置と考え、個人レベルでの積極的な快適環境設計のために必要な衣服の着用快適感評価法の確立をめざした。湿潤素材の肌触りが衣服の着用快適感に及ぼす影響を明らかにするために、(1)局所快適刺激装置の作成と被験者実験および衣服素材物性値測定による快適性評価法の検討、(2)これらの素材の吸湿・吸水による快適感変化の測定と積極的快適感誘発衣服の設計指針の作成を計画し、遂行した。前年度に引き続き、14年度に作成した刺激装置・分析システムを用いて、吸湿・吸水素材による接触刺激を与えた場合の感覚官能値と生理値を測定した。吸湿・吸水素材による接触刺激の効果は、運動中や暑熱環境下で発汗中・発汗後の人間の反応として適用できると考えられるために、これらの結果を基に積極的な快適衣服の設計指針を作成した。この指針に則ったスポーツシャツを作成し、指先血流量分析システムと測定法を用いてフィールドデータの収集を行った。
湿潤衣服の肌触りが衣服の着用快適感に及ぼす影響が明らかになり、衣服設計や新素材開発の面からも非常に有用であった。また、登山といった皮膚の湿潤が生命に関わるような極限状況下においても着用可能な衣服素材の開発、ハンディキャップを持つ高齢者等には皮膚の湿潤によって起こる床ずれ防止素材の提案、乳幼児・高齢者用快適衣服の設計にも本知見は有用となるであろう。

報告書

(3件)
  • 2004 実績報告書
  • 2003 実績報告書
  • 2002 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 雑誌論文 (1件) 文献書誌 (3件)

  • [雑誌論文] スポーツウェアの「はりつき」がパフォーマンスに及ぼす影響

    • 著者名/発表者名
      潮田ひとみ
    • 雑誌名

      デサントスポーツ科学 26(印刷中)

    • NAID

      40006806227

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書
  • [文献書誌] (社)日本家政学会被服衛生学部会編著: "衣服と健康の科学 第13章 皮膚の清潔と健康"丸善株式会社. 127 (2003)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書
  • [文献書誌] 潮田ひとみ: "指先血流量のスペクトル解析を用いた柔軟処理素材の快適性評価"兵庫教育大学研究紀要. 22(3). 53-57 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] (社)日本家政学会被服衛生学部会 編著: "衣服と健康の科学 第13章 皮膚の清潔と健康"丸善株式会社. 127 (2003)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書

URL: 

公開日: 2002-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi