研究課題/領域番号 |
14780063
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
家政学一般(含衣・住環境)
|
研究機関 | 大妻女子大学 |
研究代表者 |
下田 敦子 大妻女子大学, 人間生活科学研究所, 助手 (60322434)
|
研究期間 (年度) |
2002 – 2004
|
研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
|
配分額 *注記 |
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
2004年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2003年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2002年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
|
キーワード | 東南アジア / 少数民族 / 民族服 / 製作技術 / 習授法 / フィールド研究 |
研究概要 |
目的; 本研究は、タイ北部、無文字社会の山岳少数民族(カレン族・モン族)を対象として、伝統的民族服の製作技術の伝習(習授)プロセスを記述し、多岐にわたる民族服製作技術要素間の相互関係構造を明らかにすることを目的としている。 方法; タイ国チェンライ県、チェンマイ県において、県教育庁、現地NGO協力のもとに、小学生(11才以上)、中学生、高校生約400名について民族服製作技術の習得状況についての調査を、熟練者数名を対象として伝統的な製作過程、用具などについての調査を実施した。 得られたデータに対して、項目反応理論、因子分析、クラスター分析などの数量的分析を施した。 結果; (1)民族服製作の熟練者を対象とした調査結果では、伝統的な製作技術(それぞれの民族がもつ伝統的民族服を製作するために必要な原材料の栽培及び加工、紡績、染料作り、染色、機織り、縫製、装飾等の技術要素)に関する知見を明らかにした。ここでは、専門用語を現地語で表記し、ビデオ・写真などの映像資料としても記録した。 (2)これらの知見をもとに、民族服の製作技術の伝習プロセスを明らかにした。 (3)民族服の製作技術を習得しつつある女性(10-20才代)を対象に質問紙調査を行い、製作技術に必要な用具の保有状況、民族服製作の技術要素の習得状況を明らかにした。 これらのデータ分析によって、技術用園の難易度、技術要素の習得順次性などが、特に項目反応理論によって明らかになりつつある。
|