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高齢期夫婦における介護-被介護関係への移行と心理的適応に関する実証的研究

研究課題

研究課題/領域番号 14780068
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 家政学一般(含衣・住環境)
研究機関京都教育大学 (2004)
九州女子大学 (2002-2003)

研究代表者

宇都宮 博  京都教育大学, 教育学部, 助教授 (10320152)

研究期間 (年度) 2002 – 2004
研究課題ステータス 完了 (2004年度)
配分額 *注記
2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
2004年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2003年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2002年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
キーワード高齢期 / 夫婦 / 在宅介護 / 関係性 / 心理的適応 / 介護役割 / 人生の受容 / 関係性ステイタス
研究概要

在宅での高齢者介護における介護者-被介護者の人間関係およびメンタルヘルスについては、近年非常に注目されており、実証研究も積極的に取り組まれている。しかしながら、結婚生活の文脈に焦点を当てた研究はいまだ十分に行われていない。そこで本研究では、3年間を通して配偶者の有無および配偶者がいる場合にどのような関係性を有するかに着目し、主として介護者の心理的適応との関連について検討を行ってきた。研究が終了する今年度は、介護者の配偶者との関係性と心理的適応について、福岡県および大分県内の訪問看護や在宅支援センター利用者を対象に調査票による統計的手法と聞き取り調査による事例分析的手法による検討を行うとともに、過去2年間に得られた知見も含めた総合的考察を行った。とくに(1)続柄による介護役割の質が介護者の負担感および生活満足感に及ぼす影響の違い、(2)配偶者介護における、配偶者との個別性と共同性のバランスとその規定要因、(3)夫婦における介護-被介護関係への移行に伴う関係性の変容過程、(4)介護者の社会参加活動における配偶者および他のサポート源の役割、(5)配偶者以外の家族員(老親など)を介護している者の、結婚生活に対するコミットメントおよび配偶者からのサポートが生活満足感に及ぼす影響、などの分析結果を中心に考察が行われた。本研究から、配偶者介護においては、長期にわたって形成される関係性の質が非常に重要であると考えられた。また、他の家族員を介護する場合も、結婚生活の文脈すなわち主介護者に配偶者がいる場合、その配偶者からのサポートや自分自身の結婚生活へのコミットメントによって、介護を行う心理的環境が大きく異なるのではないかと推察された。

報告書

(3件)
  • 2004 実績報告書
  • 2003 実績報告書
  • 2002 実績報告書

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公開日: 2002-04-01   更新日: 2016-04-21  

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