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アルカリイオン活性水による出土金属製品の脱塩処理法に関する研究と開発

研究課題

研究課題/領域番号 14780095
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 文化財科学
研究機関(財)元興寺文化財研究所

研究代表者

尾崎 誠  (財)元興寺文化財研究所, 研究部, 研究員 (50224209)

研究期間 (年度) 2002 – 2004
研究課題ステータス 完了 (2004年度)
配分額 *注記
3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
2004年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2003年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2002年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
キーワード文化財 / 保存科学 / 出土金属製品 / 脱塩 / アルカリイオン活性水 / オートクレーブ / 高温高圧脱塩 / 脱塩処理 / 腐食生成物 / トルマリン
研究概要

(1)セスキカーボネート(Na2CO3・NaHCO3)水溶液への浸漬による脱塩実験
(2)オートクレーブによる高温高圧状態での脱塩実験
(3)アルカリイオン電解水への浸漬による脱塩実験
(4)トルマリンを用いたアルカリイオン活性水への浸漬による脱塩実験
(5)オートクレーブによりトルマリンに加圧ならびに加温による脱塩実験
上記5種類の方法で考古資料に見られる金・銀・銅・青銅・木質のサンプルならびに刀などの鍛造品や鍋などの鋳造品、金銅装や象嵌資料、木質等の有機質の付着する資料などに対して以下の点に注目し、引き続き脱塩実験を行った。
A.それぞれのサンプルを単体や組み合わせて各脱塩液に浸漬し色調の変化など影響の有無について。
B.経過観察を行い脱塩処理の有効性について。
オートクレーブによる脱塩では一定の脱塩効果が認められる。ただし遺物の劣化状況や有機質が付着していると遺物を損傷する危険性がある。またトルマリンの有無による効果の違いについて今回は確認できなかった。
他の方法でも常温より加温、常圧より加圧の場合に脱塩促進効果が得られると考えられるが、変色や崩壊の危険性が高くなるため一定以上の効果は期待できない。
今後も実験を継続してより効果的で安全性の高い脱塩処理法の確立を目指したい。

報告書

(3件)
  • 2004 実績報告書
  • 2003 実績報告書
  • 2002 実績報告書

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公開日: 2002-04-01   更新日: 2016-04-21  

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