• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

ネットワークの経路選択に関するグループ学習支援教材の開発・評価

研究課題

研究課題/領域番号 14780105
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 教育工学
研究機関宇都宮大学

研究代表者

川島 芳昭  宇都宮大学, 教育学部, 助教授 (70282374)

研究期間 (年度) 2002 – 2004
研究課題ステータス 完了 (2004年度)
配分額 *注記
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2004年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2003年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2002年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
キーワードネットワーク / グループ学習 / 学習支援システム / ルータ / 経路選択 / 学習指導 / 情報教育 / 教育工学
研究概要

本年度は,これまでの研究でその有効性を明らかにした,ネットワークを用いたグループ学習支援システムを用いて,ネットワークの経路選択に関するグループ学習支援のための学習指導システムの開発と試行を行った。
従来のネットワークの経路選択の仕組みの学習における問題点には,学習内容が抽象的なため現実との格差が大きいことがある。この格差を少なくするために,本研究のグループ学習では,次の2つの群を用意し,学習者に経路選択の疑似体験をさせるとともに学習効果の向上を図ることを目的としている。
(1)データ通信群:仮想メールを送受信するグループ,学習者は,自分や他者が送信したメールの経路を画面上で観察することができる。
(2)経路選択群:ルータの働きを仮想体験するグループ,学習者は,データ通信群により発信されたメールのパケットを各種ヘッダの情報をもとに転送する。
これら2つの群は,ネットワークを介してリアルタイムに情報の送受信が行えるところに特徴がある。具体的には,データ通信群の学習者が仮想端末よりメールを送信すると,端末と接続されているルータがパケットを受信する。受信したルータを担う経路選択群の学習者は,パケットのヘッダ情報を考慮し,次のルータまたは端末にパケットを送信する。この作業を経路選択群の学習者は,パケットを受信するごとに行う。また,データ通信群の学習者は,経路選択群の学習者によって送信されて移動するパケットを観察する。
以上の2つの学習を交互に行うことにより,従来の教え込まれる学習から,自ら考える学習になる。
この学習指導システムを用いた検証授業の結果,定量的・定性的な観点において学習効果が向上している。今後は,さらなる調査を行っていく予定である。

報告書

(3件)
  • 2004 実績報告書
  • 2003 実績報告書
  • 2002 実績報告書
  • 研究成果

    (24件)

すべて 2005 2004 その他

すべて 雑誌論文 (6件) 文献書誌 (18件)

  • [雑誌論文] グループ学習での教え合いを支援するソフトウェア教材の開発と評価2005

    • 著者名/発表者名
      川島 芳昭
    • 雑誌名

      日本教育工学会論文誌 Suppl.28

      ページ: 97-100

    • NAID

      110002983392

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書
  • [雑誌論文] 資料活用能力の向上を目的とした学習支援教材の改善2004

    • 著者名/発表者名
      川島 芳昭
    • 雑誌名

      日本教育工学会第20回全国大会講演論文集

      ページ: 709-710

    • NAID

      10013558073

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書
  • [雑誌論文] テレビ会議システムを用いた高大連携の試み-高校生物領域での取組み-2004

    • 著者名/発表者名
      志賀 直樹
    • 雑誌名

      宇都宮大学教育学部附属教育実践総合センター紀要 27

      ページ: 23-32

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書
  • [雑誌論文] 画像のディジタル化に関する学習指導を支援する教材の開発とその評価2004

    • 著者名/発表者名
      半田 好男
    • 雑誌名

      宇都宮大学教育学部附属教育実践総合センター紀要 27

      ページ: 33-42

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書
  • [雑誌論文] シミュレーションとその支援ソフトウェアによる歯車の学習指導システムの開発2004

    • 著者名/発表者名
      高山 孝司
    • 雑誌名

      宇都宮大学教育学部附属教育実践総合センター紀要 27

      ページ: 43-52

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書
  • [雑誌論文] キーボード入力操作の習得を支援するための教材の開発と評価2004

    • 著者名/発表者名
      藤田 政雄
    • 雑誌名

      宇都宮大学教育学部附属教育実践総合センター紀要 27

      ページ: 53-62

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書
  • [文献書誌] 川島 芳昭: "ネットワークを用いたグループ学習支援教材の開発と試行"全日本教育工学研究協議会全国大会沖縄大会研究発表論文集. 29. 387-390 (2003)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書
  • [文献書誌] 川島 芳昭: "ネットワークによるグループ内学習の支援を目的としたドリル型学習ソフトウェアにおける思考時間の評価"日本教育工学会第19回全国大会講演論文集. 19. 125-126 (2003)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書
  • [文献書誌] 石川 克彦: "CGを用いた構想に関する学習支援の評価"日本産業技術教育学会情報分科会(広島)研究発表会講演論文集. (2004)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書
  • [文献書誌] 半田 好男: "普通教科「情報」における学習指導上の課題の調査とその改善のための教材について"日本産業技術教育学会第15回関東支部大会講演論文集. 15. 61-62 (2003)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書
  • [文献書誌] 堀江 尚志: "家庭排水と環境に関する学習支援教材の開発と評価"宇都宮大学教育学部教育実践総合センター紀要. 26. 1-10 (2003)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書
  • [文献書誌] 若色 敏行: "「交通安全教育」を支援するマルチメディア教材の開発と評価 -状況判断の速度の向上を目指して-"宇都宮大学教育学部教育実践総合センター紀要. 26. 11-20 (2003)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書
  • [文献書誌] 川島 芳昭: "ネットワークによるグループ内学習の支援を目的としたドリル型学習ソフトウェアの評価-乗法九九の計算速度と正確さの向上について-"日本産業技術教育学会情報分科会(福島)研究発表会講演論文集. 18. 51-54 (2003)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] 川島 芳昭: "ネットワークによるグループ学習の支援を目的としたドリル型学習ソフトウェアの開発と評価(1)-小学校算数科における乗法九九の学習について-"全日本教育工学研究協議会全国大会栃木大会研究発表論文集. 28. 259-262 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] 石川 賢: "テレビ会議システムを用いた遠隔教員研修の試行"全日本教育工学研究協議会全国大会栃木大会研究発表論文集. 28. 341-344 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] 鍋谷 政善: "ネットワークの支援機能を利用した学習指導の実験の概要"全日本教育工学研究協議会全国大会栃木大会研究発表論文集. 28. 77-80 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] 天堤 美郎: "文字情報の動的提示による学習指導への効果の検証"全日本教育工学研究協議会全国大会栃木大会研究発表論文集. 28. 131-134 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] 矢口 了平: "数学的な考えを重視した学習指導システムの概要"全日本教育工学研究協議会全国大会栃木大会研究発表論文集. 28. 391-394 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] 丹治 良行: "グループ学習を目的としたドリル型学習ソフトウェアの開発と評価 -小学校算数科における乗法九九の学習について-"宇都宮大学附属教育実践総合センター紀要. 25. 95-104 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] 人見 浩作: "マルチメディア機能を活用した古典指導教材の開発と評価"宇都宮大学附属教育実践総合センター紀要. 25. 75-84 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] 堀野 茂樹: "音や動的提示を用いた音楽教材の開発"宇都宮大学附属教育実践総合センター紀要. 25. 85-94 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] 小村 亙: "資料活用能力の改善を目的とした学習支援教材の開発と評価"宇都宮大学附属教育実践総合センター紀要. 25. 105-114 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] 松浦 敏夫: "障害者の立場を考慮した学習課題立案を支援するためのWeb教材の開発と評価"宇都宮大学附属教育実践総合センター紀要. 25. 115-126 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] 横塚 高聡: "Webページを用いた図書館の利用指導用教材の開発と評価"宇都宮大学附属教育実践総合センター紀要. 25. 127-136 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書

URL: 

公開日: 2002-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi