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誤答原因に関する診断情報をフィードバックするシステムの研究

研究課題

研究課題/領域番号 14780127
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 教育工学
研究機関独立行政法人大学入試センター

研究代表者

椎名 久美子  独立行政法人大学入試センター, 研究開発部, 助教授 (20280539)

研究期間 (年度) 2002 – 2004
研究課題ステータス 完了 (2004年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
2004年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2003年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2002年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
キーワード空間認識力 / 問題解決過程 / メンタル・ローテーション・テスト
研究概要

これまでに行ってきた問題解決過程に関する研究においては,見かけ上の得点は同じでも誤答原因が異なる可能性が示唆されてきた.本研究では,解答過程データに現れた解決方略の特徴の指標化を検討してきた.本年度は,メンタル・ローテーション・テスト(MRT)の低得点者が苦手とする特定の問題に着目して,誤答傾向の特徴を数量的にとらえることを試みた.被験者ごとの誤答原因を推定する手がかりを探るために,ネットワーク環境のパソコン上でMRTを実施して得られた解答過程データから算出した指標一各選択肢の判断消費時間が誤判断消費時間に占める割合一と解答方略の対応について,誤答の多い被験者が苦手とする問題に着目して分析を行った.見かけ上は同じ選択肢の判断ミスによって誤答に至った被験者の中には,各選択肢の判断消費時間が誤判断消費時間に占める割合に偏りがみられる者とみられない者がいた.偏りがみられる被験者たちの解答過程シークエンス図には,図形の部分的な特徴に着目して解いていくという共通点がみられた.また,解答に要した時間や得点が大きく異なる被験者でも,各選択肢の判断消費時間が誤判断消費時間に占める割合が類似している者は,解答方略が似ていることも示された.
以上の研究成果については,日本図学会2004年度本部例会において「メンタル・ローテーション・テストの誤答生成過程の分析(3)」という題目で口頭発表を行った.

報告書

(3件)
  • 2004 実績報告書
  • 2003 実績報告書
  • 2002 実績報告書

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公開日: 2002-04-01   更新日: 2016-04-21  

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