研究課題/領域番号 |
14780151
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
教科教育
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研究機関 | 琉球大学 |
研究代表者 |
津田 正之 琉球大学, 教育学部, 助教授 (10315450)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2004年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2003年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2002年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
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キーワード | 郷土音楽 / 三線 / 沖縄音楽 / 文化理解 / 沖縄の音楽 / 郷土音楽学習 / 郷土の音楽 |
研究概要 |
前年度までに、学校教育現場における郷土音楽学習の現状と課題等について、教師の意識調査や一線の実践家の授業観察等を通して検討してきた。今年度はそれを踏まえ、次の点について研究を進めた。 (1)子どもの意識調査 子どもの郷土音楽及びその学習に対する意識について簡単な調査を実施した。とくに子どもたちの郷土音楽に関する疑問を収集し、子どもの側からの授業づくりの基礎資料とすることを企図した。だがプレ調査にとどまっており、調査範囲を拡げて次年度に発表したいと考えている。 (2)教育現場のカリキュラム調査 沖縄本島の小学校を中心に、音楽科年間指導計画のなかで郷土音楽学習がどのように位置づけられているのかを調査した。その結果の一部は音楽科の題材構成に関する学会発表のなかで一部紹介した(第35回日本音楽教育学会口頭発表)。 (3)三線教材の比較検討 三線に関する教則本及びそれに付随する音源・映像教材全般について収集し比較検討した。伝統的な教則本に対して近年出版された教則本はポップス教材が中心となっている。その功罪等について、指導者や学習者の声を拾いながら検討した。 (4)教材及び授業プランの作成 沖縄の郷土音楽は、沖縄の文化や歴史と結びついている。音楽の背景にある文化や歴史ととり結びながら、音楽作品や音楽文化について思考する授業プランの作成を教師の協力を得て進めた。 (5)沖縄県における郷土音楽学習のための教材データの作成 三線教則本、楽譜、音声・映像、パソコン教材など、市販されている資料を分類整理し、学校の授業に活用可能なデータを作成した。 本年度の研究成果については、投稿の準備を進めている。
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