研究課題/領域番号 |
14780163
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
日本語教育
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研究機関 | 東京女子医科大学 |
研究代表者 |
三原 祥子 東京女子医科大学, 医学部, 助手 (00343559)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
2004年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2003年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2002年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
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キーワード | 国際研究者交流 / 医療系大学 / 初年次教育 / コミュニケーション / 思考力 / 表現力 / 学習環境 / ピア・レスポンス / 思考(力) / 表現(力) / 文章(力) / 医療コミュニケーション / 論理性 / 大学初学年教育 / 協働性 / 分かりやすさ / 書くこと |
研究概要 |
16年度においては、これまでの成果を踏まえた上で、学習環境のデザイン、および、その意義と効果について具体的に検討すべく、授業データ・アンケート調査の結果の質的分析、および、国内外の研究情報の収集、および、国内外の研究者との意見交換を中心に行った。 具体的には、日本とアメリカで口頭発表(パネルセッション「大学での『日本語』教育の意味と可能性-日本語教育、国語教育、人間関係教育、アカデミック・スキルズ教育を結ぶ視点」:2004年度日本語教育学会秋季大会,2004年10月9日・10日、"Effects of Peer-Response-Based Writing Instruction for Medical and Nursing Science Students in Japan":National Conference on Peer Tutoring and Writing, October 29-31,2004)を行なった。また、アメリカでは、大学および小学校でのWritingの授業、2大学のWriting Centerの見学および担当者との意見交換を行った。その結果、日本語および言語教育に造詣が深く、かつ、初等教育から高等教育まで多様な教育経験を有する多くの専門家との意見交換により、医療系大学における初年次の日本語教育の普遍性と特殊性に関する考察を深めることができた。 また、調査・研究の総括として、日本語教育との接点の多い社会心理学の専門家から、調査・研究内容について意見交換をする機会を得ることができた。その際の議論から、(1)コミュニケーションの基礎的能力の一つとしての日本語思考力・表現力涵養のための日本語教師としての関わり方、(2)他の専門科目担当教員との協働的関わり方、(3)国際語としての日本語という三つの視点からこれまでの調査・研究内容を俯瞰する機会を得、今後の課題を明確にすることができた。
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