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環境中の発癌因子量の趨勢を癌死亡データから推定するための統計モデルの構築

研究課題

研究課題/領域番号 14780175
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 統計科学
研究機関尚美学園大学

研究代表者

華山 宣胤  尚美学園大学, 芸術情報学部・情報表現学科, 助教授 (20299853)

研究期間 (年度) 2002 – 2004
研究課題ステータス 完了 (2004年度)
配分額 *注記
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2004年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2003年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2002年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワード年齢・時代区分データ / 癌死亡率 / Age-period-cohort model / ポアソン回帰モデル / コホート効果 / 環境効果 / 非線形モデル / 二段階モデル / 年齢-時代-コホートモデル / 年齢×時代別死亡率 / 環境リスク / 一般線形モデル / 対数モデル / 乳癌 / 癌死亡データ解析 / 環境因子 / ハザードモデル / 年齢・時代・世代モデル / 時代効果 / 最尤推定
研究概要

最新の癌研究では癌は,何年も前に発癌物質によって癌化の第1段階へ進まされた細胞が,何年もの期間(長い場合には数十年)をかけて複数の変異段階を経て悪性腫瘍へ成長することによって引き起こされる病気であると考えられている.本研究では,これらの事実を参照しながら,年齢・時代区分別に観測された癌罹病率や死亡率データの解析から,過去のある時代区分の環境を生きることがその後の癌死亡に及ぼす効果を抽出するための統計モデル,Age-environment model (AEモデル)およびSimple-two-stage model (STSモデル)を構築したまた実際のデータ解析の結果から,癌死亡に影響する環境効果の趨勢についての知見を得た.
同様のデータの解析では,年齢時代そしてコホートの3つの効果を含むAge-period-cohort model (APCモデル)が頻繁に用いられている.ここでコホートとは「地理的に,もしくは,他のなんらかの方法で画された全住民のうちで,一定の時期に人生における同一の重大な出来事を体験した人々」で,コホート効果とは「コホート成員であることが原因となって生じる効果」と定義される.体験が与える効果を考える点で,AEモデルとSTSモデルを用いたデータ解析は,APCモデルを用いたそれと共通の目的を持つため,本研究では,AEモデルとSTSモデルについて,APCモデルとの相違点および関係を検討したまた実際のデータ解析において,AEモデルとSTSモデルがAPCモデルよりも,AICの意味でデータに良く当てはまることを示し,これらのモデルを用いることの有意性を主張した.

報告書

(3件)
  • 2004 実績報告書
  • 2003 実績報告書
  • 2002 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2004 その他

すべて 雑誌論文 (1件) 文献書誌 (2件)

  • [雑誌論文] Age-environment model for breast cancer2004

    • 著者名/発表者名
      Nobutane Hanayama
    • 雑誌名

      Environmetrics 15

      ページ: 219-232

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書
  • [文献書誌] Nobutane Hanayama: "Age-environment model for breast cancer"Environmetrics. 15. 219-232 (2004)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書
  • [文献書誌] 渋谷 政昭, 華山 宣胤: "年齢時代区分データによる長高齢者寿命分布の推測"統計数理. 52. (2004)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書

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公開日: 2002-04-01   更新日: 2016-04-21  

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