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位相限定相関法に基づく高精度リアルタイム画像照合プロセッサに関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 14780238
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 計算機科学
研究機関石巻専修大学

研究代表者

佐々木 慶文  石巻専修大学, 理工学部, 講師 (80343440)

研究期間 (年度) 2002 – 2003
研究課題ステータス 完了 (2003年度)
配分額 *注記
3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
2003年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2002年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
キーワード位相限定相関法 / ハードウェア向きアルゴリズム / 高速POC / 画像照合 / 画像レジストレーション / サブピクセルレジストレーション / 位相限定相関 / POC / 平行移動量推定 / 回転量推定 / 拡大縮小率推定
研究概要

本研究者がこれまでに提案してきた位相限定相関関節に基づく高精度画像照合手法は,従来手法と比較して極めて高精度な画像照合が可能な手法である.また,信号処理に基づく手法であるため,対象物体に依存しない統一的かつシンプルなアルゴリズムで実現可能であり,ハードウェア化に適している.以上の観点から,本研究では位相限定相関法のハードウェア化によるリアルタイム処理を目指し,FPGAによるプロトタイプの開発を検討した.
まず,位相限定相関法をハードウェア化が適切に行われるようにいくつかの機能ブロックに分割し,各機能ブロックについてハードウェア化の検討を行った.その結果,主な処理である2次元離散フーリエ変換,位相の抽出および相関演算については,既存のハードウェアマクロ等をベースに,比較的容易に高速な回路実現が可能であることが明らかとなった.
しかしながら,得られた相関値に対して関数フィッティングを行うという精度向上のために必須な処理に関しては,回路規模の増大と制御回路が複雑化することによる速度低下が予測されたため,FPGAによる実現に適さないと判断し,代替アルゴリズムの開発を行った.
新たに開発した高速型位相限定相関アルゴリズムは,比較的単純な漸化式および行列式を計算するだけで関数フィッティングを行った場合と同等の精度を実現可能である.コンピュータシミュレーション上の試算でも,数十倍の高速化が達成されており,また,処理の簡易さからハードウェア化に極めて有利である.
現在,このアルゴリズムに基づき,ハードウェアアーキテクチャを設計し,Verilog-HDL言語にによるFPGAへの実装を推進中である.

報告書

(2件)
  • 2003 実績報告書
  • 2002 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] K.Takita, T.Aoki, Y.Sasaki, T.Higuchi, K.Kobayashi: "High-Accuracy Subpixel Image Registration Based on Phase-Only Correlation"IEICE TRANSACTIONS on Fundamentals of Electronics, Communications and Computer Sciences. Vol.E86-A No.8. 1925-1934 (2003)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書
  • [文献書誌] K.Takita, T.Aoki, Y.Sasaki, T.Higuchi, K.Kobayashi: "High-Accuracy Image Registration Based on Phase-Only Correlation and its experimental evaluation"Proceedings of IEEE ISPACS. 86-90 (2003)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] K.Takita, T.Aoki, Y.Sasaki, T.Higuchi, K.Kobayashi: "High-Accuracy Subpixel Image Registration Based on Phase-Only Correlation"IEICE Transactions. No.8(T.B.P. (2003 Aug)). (2003)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書

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公開日: 2002-04-01   更新日: 2016-04-21  

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