研究課題/領域番号 |
14780245
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
計算機科学
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研究機関 | 立命館大学 |
研究代表者 |
小倉 晴美 立命館大, 理工学部, 助手 (40333190)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2003年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2002年度: 2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
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キーワード | 組込み / リアルタイム / 実時間 / ソフトウエアテスト / ペトリネット / オブジェクト指向 / 再利用開発 / スライシング |
研究概要 |
本研究は、高品質なリアルタイムシステムを短期開発を可能にするために、テスト・検証の側面と再利用開発の側面に着目している。 従来のテスト・検証に関して、リアルタイムシステム特有の割込み、優先度に関するテストが確立されてない問題、再利用開発に関して、状態図に関する再利用技術が確立されていない問題がある。本研究では、これらの問題を解決するために、形式言語の一つであるカラーペトリネットの拡張、プログラムスラィシング技術のカラーペトリネットへの応用を行う。これらの要素技術の確立により両方の側面の問題解決を目指す。 本年度は、(1)方法の提案、(2)システム開発、(3)評価方法の検討について計画した。 (1)方法の提案:カラーペトリネットのスライシング方法、優先度を考慮したリアルタイムシステム開発方法、リアルタイムシステム特有のスケージュリングを考慮したテスト法について提案を行った。 (2)システム開発:方法を評価するために、プリミティブなシステムを作成した。 (3)評価方法の検討:問題点解決のみを表す簡単な例題を作成し、評価方法の検討を行った。 以上の研究について、情報処理学会ソフトウエア工学研究会で二回発表を行い、情報処理学会論文誌に採録が決定されている。さらに、産学協同の研究の場である組込みワーキンググループ、組み込みソフトウエア試験標準化委員会の活動に積極的に参加し、本研究に対し貴重な情報を得た。
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