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1/fゆらぎを応用したデザインシステムの構築と感性評価の自動化

研究課題

研究課題/領域番号 14780326
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 情報システム学(含情報図書館学)
研究機関香川大学

研究代表者

北島 博之  香川大学, 工学部, 助教授 (90314905)

研究期間 (年度) 2002 – 2003
研究課題ステータス 完了 (2003年度)
配分額 *注記
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2003年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2002年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
キーワード1 / fゆらぎ / フーリエ変換 / 感性設計 / 感性評価 / 画像処理
研究概要

前年度において,1/fゆらぎをもつ画像のスペクトルをフーリエ変換を用いて抽出し,ペイント等のソフトウェアで適当に色を着けた原画像に埋め込むための基本アルゴリズムを開発した.そのアルゴリズムを応用して,1/fゆらぎを持つ波形として音声データ(クラシック音楽や小川のせせらぎ等)や脳波データを原画像に埋め込む手法を開発した.更に,カオスはそれ自身が1/fゆらぎを持っている場合もあるので,カオスを用いた画像生成手法も開発した.
アンケートに頼らない感性評価の定量化の試みとして,生成されたデザイン画像に対して感性スペクトル解析装置を用いた脳波解析を行った.本装置では脳波データより,「怒り/ストレス」「喜び」「悲しみ」「リラックス」の4つの感性要素を推定することが可能である.はじめに8つの音声データを聞かせたときと,それらを使って生成した8枚の画像を見せたときの4つの感性の相関が高いことを確認した.このことは音声データを聞いた感性が,生成画像を見たときの感性にうまく埋め込まれていることを意味する.次に「リラックス」の要素に着目し,原画像を見たとき,音声データを聞かせたとき,生成デザイン画像を見せたときのリラックス値をそれぞれ計測した.原画像を見たときでは低く,音声データを聞かせたときは高かったリラックス値が,生成画像を見せたときは高かったことより,音声データを聞いて感じた「リラックス」が,生成画像を見ても同様に感じることを示している.従って,本アルゴリズムを用いることにより,アンケートに依存することなく人をリラックスさせるデザインが生成可能となる.

報告書

(2件)
  • 2003 実績報告書
  • 2002 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 北島博之: "Itinerant memory dynamics and global bifurcations in chaotic neural networks"Chaos : An Interdisciplinary Journal of Nonlinear Science. 13巻 7号. 1122-1132 (2003)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書
  • [文献書誌] 北島博之: "A method of Kansei design using 1/f fluctuations"Journal of the Asian Design International Conference. Vol.1. 12 (2003)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書
  • [文献書誌] 荒川雅生, 北島博之等: "画像処理を利用した感性設計システム開発"日本機械学会論文集(C編). 69巻677号. 104-110 (2003)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] 北島博之: "Bifurcation and chaos of synchronized states in oscillators with hard characteristics and state coupling"International Journal of Bifurcation and Chaos. 12巻5号. 1199-1206 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書

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公開日: 2002-04-01   更新日: 2016-04-21  

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