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脳神経系における統合プロトコルとしての皮質微小回路ダイナミクス

研究課題

研究課題/領域番号 14780333
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 情報システム学(含情報図書館学)
研究機関龍谷大学

研究代表者

佐野 彰  龍谷大学, 理工学部, 助手 (00330027)

研究期間 (年度) 2002 – 2004
研究課題ステータス 完了 (2004年度)
配分額 *注記
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2004年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2003年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2002年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワード皮質微小回路 / 神経細胞モデル / 細胞内ダイナミクス / シナプス相互作用 / シナプス学習則 / 統合プロトコル / 樹上突起構造 / 計算モデル / 神経内ダイナミクス / 樹状突起構造
研究概要

本研究では、脳の皮質微小回路から導かれる神経回路モデルを記述することにより、認知的な視点から神経回路における感覚統合のしくみを明らかにすることを目指した。今年度はとくに、複雑な環境との相互作用下においてのみ認知的に有意味な現象を観察することが可能であるとの考えから小型自律ロボットを用いた実験を行った。
これまでに、大脳の皮質微小回路を構成する神経細胞モデルとして、神経細胞の樹状突起がもつ複雑な空間構造をシンプルに表現するための単一神経細胞モデルを構成した。さらに、このような空間的な広がりをもった神経細胞モデルに適用可能なシナプス学習則を記述した。学習則は、局所的なカルシウムイオン濃度を想定した局所変数に基づき、神経細胞上のシナプス部位で局所的に機能するBCMタイプの増強/減弱双方向性のシナプス学習則とした。これにより、細胞内ダイナミクスを伴う複数のシナプス可塑変化が記述可能となった。また、生理学的な微小回路構造に基づく神経回路ダイナミクスと、抽象的なモジュール型神経回路モデルにおけるカオスに基づいた情報統合過程との関係についての考察を行った。
今年度はとくに、我々が環境情報を解釈するための枠組みを理解することを目指して小型自律ロボットによる実験を行った。各ロボットは、自身が環境情報を解釈し行動する方法を学習すると同時に、他のロボットが得ているであろう環境情報を自身の行動原理に基づき推定する。このような学習機構を与えたロボット群は相互にコミュニケーションを行いつつ自身の解釈モデルを学習によって更新することで共通の認識基盤を獲得できることがわかった。

報告書

(3件)
  • 2004 実績報告書
  • 2003 実績報告書
  • 2002 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて 2004 その他

すべて 雑誌論文 (2件) 産業財産権 (1件) 文献書誌 (2件)

  • [雑誌論文] カオスによる部分系の統合と相互解釈の可能性2004

    • 著者名/発表者名
      佐野 彰
    • 雑誌名

      計測自動制御学会第16回自立分散システムシンポジウム論文集 1/1

      ページ: 137-142

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書
  • [雑誌論文] Matching Interpretation by utterance interaction on cooperative robot tasks2004

    • 著者名/発表者名
      Tetsuro Kimura, Akira Sano
    • 雑誌名

      Proc.Of Artificial Life and Robotics 9^<th> Vol.1

      ページ: 267-268

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書
  • [産業財産権] 学習装置、学習方法、学習プログラムおよびそれを記録したコンピューータ読み取り可能な記録媒体2004

    • 発明者名
      佐野 彰, 高橋 隆史, 木村 哲朗
    • 権利者名
      発明者及び龍谷大学
    • 産業財産権番号
      2004-220717
    • 出願年月日
      2004-07-28
    • 関連する報告書
      2004 実績報告書
  • [文献書誌] 佐野 彰: "カオスによる部分系の統合と相互解釈の可能性"計測自動制御学会第16回自立分散システムシンポジウム論文集. 137-142 (2004)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書
  • [文献書誌] Tetsuro Kimura, Akira Sano: "Matching Interpretation by utterance interaction on cooperative robot tasks."In Proc.Of Artificial Life and Robotics 9^<th>. Vol.1. 267-268 (2004)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書

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公開日: 2002-04-01   更新日: 2025-11-17  

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