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液状土壌汚染物質の土壌中浸透モデルの構築と優先対策サイトの決定方法の提案

研究課題

研究課題/領域番号 14780440
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 環境保全
研究機関横浜国立大学

研究代表者

小林 剛  国立大学法人横浜国立大学, 安心・安全の科学研究教育センター, 助手 (60293172)

研究期間 (年度) 2002 – 2004
研究課題ステータス 完了 (2004年度)
配分額 *注記
2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
2004年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2003年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2002年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワード土壌汚染 / 土壌中浸透モデル / 優先対策サイト / NAPL / 有機塩素系溶剤 / 不飽和帯 / 毛管ポテンシャル / 有機塩素系錠剤
研究概要

○土壌中浸透モデルの検討・構築
汚染物質液が土壌中に浸入後、土壌中にどのように気化し拡がるかを予測できる土壌汚染モデル予測手法を検討し、汎用ソフトであるMicrosoft ExcelのVisual Basicにより容易に予測計算できるようにした。また、構築した手法を用いて、土壌の種類や化合物の違いにより、液状土壌汚染物質の土壌中での浸透、気化、拡散にどのように影響するかについて考察した。また、測定の必要のないパラメータを明らかにし、予測手法の簡略化について検討した。
計算に必要なパラメータについては、液侵入時、降水時の浸透・拡散速度式の精度の向上を図るとともに、土壌汚染モデル予測手法により、任意の汚染現場において汚染物質の種類や土質、地層の状況に応じて、汚染の拡がりを予測できるようにした。
テトラクロロエチレンなどの有機塩素化合物液は土壌に浸入後、半楕球状に広がり、液状での移動停止後には、降水によっても容易に移動しないことが分かった。また、気化して蒸気となった後の拡散を予測し、土壌への吸着性(有機炭素含有率が大きいほど吸着性が大きい)が大きく影響すること、汚染物質は少量でも長期間土壌中に残存し続けること、蒸気として拡散し、飽和帯の位置によっては長期間、高濃度に地下水を汚染し続けることを明らかにした。
○土壌汚染モデルを検証と応用
構築した土壌中浸透モデル予測手法を実際の汚染事例に適用するとともに、土壌の種類による浄化対策の優先度の決定方法について検討した。砂質土のような土壌への吸着性の低い土壌ほど汚染物質が広がりやすく、早期に対策する必要があることなどを明らかにした。

報告書

(3件)
  • 2004 実績報告書
  • 2003 実績報告書
  • 2002 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2004 2003

すべて 雑誌論文 (3件)

  • [雑誌論文] 汚染土壌中での有機塩素系溶剤液体の気化・拡散挙動の解析2004

    • 著者名/発表者名
      小林剛, 松島由佳, 浦野紘平
    • 雑誌名

      廃棄物学会誌 15・5

      ページ: 347-352

    • NAID

      10013394569

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書
  • [雑誌論文] 揮発性有機塩素化合物液の土壌中での気化・拡散挙動〜土壌中での気化・拡散速度の測定〜2004

    • 著者名/発表者名
      小林剛, 亀屋隆志, 松島由佳, 浦野紘平
    • 雑誌名

      地下水・土壌汚染とその防止対策に関する研究集会第10回講演集

      ページ: 454-456

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書
  • [雑誌論文] 有機塩素系溶剤液体の土壌中での保持と土壌の特性値との関係の解析2003

    • 著者名/発表者名
      小林剛, 松島由佳, 浦野紘平
    • 雑誌名

      地下水・土壌汚染とその防止対策に関する研究集会第9回講演集

      ページ: 458-459

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書

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公開日: 2002-04-01   更新日: 2016-04-21  

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