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雑草を利用した環境修復技術の実用化に関する基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 14780446
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 環境保全
研究機関大阪府立大学

研究代表者

中山 祐一郎  大阪府立大学, 農学生命科学研究科, 助手 (50322368)

研究期間 (年度) 2002 – 2004
研究課題ステータス 完了 (2004年度)
配分額 *注記
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2004年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2003年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2002年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワード環境修復 / 雑草
研究概要

雑草性を有する野生植物を用いた環境修復技術の実用化に向けた基礎研究として,以下の項目を実施した。
1)ミクリ属植物は,水辺の植物群落の復元などにおいて自然修復措置の素材として注目されている水生雑草であるが,自生状態での形態的特徴からの種の識別が困難であるため,環境修復の現場では複数の種からなる集団を単一種とするなどの混乱がみられる。そこで,形態的特徴に頼らない種の識別法を確立する目的で,葉緑体DNAの塩基配列の変異を調査した。葉緑体DNAのtrnLイントロンおよびtrnL-F遺伝子間領域の塩基配列からは種に固有の変異が検出され,ミクリ属の6種を識別できた。この方法は,少量の葉片でも分析できるので,同定の困難な希少種において効果的であると考えられた。
2)昨年度からの継続として,ミクリ属植物の実際の保全方法を策定する上で必要となる遺伝的多様性,特に小集団内の遺伝的な構造を,AFLP分析により明らかにした。ミクリ,オオミクリおよびヒメミクリにおいて,それぞれの分類群で特徴的な変異の存在様式が認められ,その変異は繁殖様式や分布の現状と拡散過程を反映していると考えられた。これらの情報をもとに,遺伝的多様性の保全と修復法について検討した。

報告書

(3件)
  • 2004 実績報告書
  • 2003 実績報告書
  • 2002 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2004

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] 堺第7-3区埋立処分場Hポンドにおける植生とバイオマス生産2004

    • 著者名/発表者名
      中山祐一郎, 青木大輔, 北宅善昭, 大木理
    • 雑誌名

      大阪府立大学大学院農学生命科学研究科学術報告 56

      ページ: 57-63

    • NAID

      110004788538

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書

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公開日: 2002-04-01   更新日: 2016-04-21  

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