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カゼインキナーゼIによるWntシグナル伝達調節の分子機構の解析

研究課題

研究課題/領域番号 14780492
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 機能生物化学
研究機関広島大学

研究代表者

岸田 想子  広島大学, 医学部, 教務員 (40274089)

研究期間 (年度) 2002 – 2003
研究課題ステータス 完了 (2003年度)
配分額 *注記
2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
2003年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2002年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワードWnt / β-カテニン / Dvl / PKC / リン酸化 / カゼインキナーゼ / TRIM3
研究概要

分泌蛋白質Wntのシグナルは受容体からDvl、GSK-3β、β-カテニン、Tcfへと伝えられ、細胞の分化や増殖を制御するβ-カテニン経路やDvlを介して細胞骨格を制御するPCP経路、Ca^<2+>動員を起こしPKCなどを活性化するCa^<2+>経路に分かれて細胞内で作用すると考えられている。私共を含めた複数のグループが哺乳動物細胞でDvlとCKIの共発現や、Wnt-3aやWnt-5aを含むconditioned mediumの添加により、Dvlのリン酸化が起こることを見出しているが、動物細胞におけるWnt依存性のDvlリン酸化の意義と活性化機構については不明な点が多い。そこで本年度は、Dvlのリン酸化機構を解明するため、Wnt蛋白質を精製することを目的とした。
Wnt-3a、Wnt-5a各々を発現するL細胞株とポリクロナル抗体を用意し、Nusseらの方法に準じてconditioned mediumよりカラムクロマトグラフィーを用いて、Wnt蛋白質の精製を試みDvlリン酸化活性を持つ高度に精製した標品の作製に成功した。さらに、L細胞を精製Wnt-3a標品で処理したところ、細胞質内β-カテニンの蓄積が認められ、精製Wnt-5a標品でNIH3T3細胞を処理したころPKCのリン酸化も認められたことから、これらの標品はこれまでに知られているWntの生理活性を維持していることが確かめられた。今後は精製Wnt蛋白質で処理した細胞抽出液から、Dvlリン酸化酵素の同定と精製を試みる予定である。

報告書

(2件)
  • 2003 実績報告書
  • 2002 実績報告書

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公開日: 2002-04-01   更新日: 2016-04-21  

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