• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

アンチザイムの細胞内局在と相互作用分子の一細胞イメージング

研究課題

研究課題/領域番号 14780494
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 機能生物化学
研究機関東京慈恵会医科大学

研究代表者

村井 法之  東京慈恵会医科大学, 医学部, 助手 (60300927)

研究期間 (年度) 2002 – 2003
研究課題ステータス 完了 (2003年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
2003年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2002年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワードアンチザイム / リン酸化 / 細胞内局在 / EGFP / GFP
研究概要

前年度までに、AZ2が核に主に局在するタンパク質であること、またAZ2の186番目のセリンが細胞内でリン酸化され、そのリン酸化酵素はCasein Kinase II(CKII)である可能性が非常に高いことを明らかにした。今年度は、以下のことを行った。
AZ2を3つの領域.(1〜32,33〜97,98〜189アミノ酸)に分割し緑色蛍光タンパク質(EGFP)に連結させ、その細胞内局在を調べ、どの領域がAZ2の核局在に重要であるか解析した。その結果1〜32および33〜97をEGFPに付加したものは細胞質と核の両方に存在している細胞がほとんどであるのに対し、C末端の98〜189領域を付加したEGFPは核局在するものが増加した。このことはAZ2のこのC末端領域が核局在に重要であることを示唆するものである。現在さらに詳細に解析中である。次に、AZ2の核局在をより詳しく解析するためにNIH3T3細胞にEGFPとAZ2の融合タンパク質(EGFP-AZ2)を発現させ、核を染色試薬Hoechst33342で染色しHoechst33342とEGFPの蛍光の局在を蛍光顕微鏡で高倍率にて生細胞を解析した。その結果、興味深いことに核内のAZ2はクロマチンがあまり凝集していないいわゆるユークロマチン領域に局在していたことを見出した。このことはAZ2がユークロマチンと相互作用している可能性を想像させる。現在核内でAZ2と相互作用するタンパク質をTandem Affinity Purification(TAP)株などにより探索している。さらに細菌EGFP-AZ2を発現させた細胞にプロテアソーム阻害剤MG132を添加するとAZ2の核局在が増強されることを見出した。このことについても解析中である。

報告書

(2件)
  • 2003 実績報告書
  • 2002 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Murai N., Murakami Y., Matsufuji S.: "Identification of Nuclear Export Signals in Antizyme1"J.Biol.Chem. 278(45). 44791-44798 (2003)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書
  • [文献書誌] Hascilowicz T, Murai_N, Matsufuji S, Murakami Y.: "Regulation of ornithine decarboxylase by antizymes and antizyme inhibitor in zebrafish (Danio rerio)"Biochem. Biophysi. Acta. 1578(1-3). 21-28 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書

URL: 

公開日: 2002-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi