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転写制御因子Pax3の活性制御機構の解析

研究課題

研究課題/領域番号 14780560
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 発生生物学
研究機関熊本大学

研究代表者

村上 政男  熊本大, 助手 (10302605)

研究期間 (年度) 2002 – 2003
研究課題ステータス 完了 (2003年度)
配分額 *注記
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2003年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2002年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
キーワードPax3 / 転写制御因子 / コアクチベータ / 神経発生
研究概要

本研究では筋分化や神経分化などの諸過程における転写因子Pax3の活性化の制御機構を明らかにするため、yeast two-hybrid screening法を用いてPax3と相互作用をする因子の探索を行なった。発生過程におけるPax3の制御因子を同定するため、マウス10.5日胚のライブラリーのスクリーニングを行い、約60のpositive cloneを得た。これらの中には、転写制御因子や転写共役因子が含まれていた。本研究では、転写のコアクチベータとして報告のあるTAZについて詳細な解析を行った。GST-pull-down assayにより相互作用に必要なドメインの解析を行ったところ、TAZはPax3のN末端側とC末端側の独立した領域で特異的に相互作用していることがわかった。また、レポーターアッセイによりPax3の活性を評価したところ、TAZを共発現させることによりPax3の転写活性が大きく増大することがわかった。Pax3の標的遺伝子の1つとして知られているMITFのpromoterを用いたレポーターアッセイにおいても、同様の結果が得られた。このことから、TAZはPax3のコアクチベータとして機能している可能性が示唆された。また、発生過程における発現パターンの解析を行ったところ、10日胚において、神経管のdorsal側においてPax3とTAZの発現が重なっており、神経管の形成において両者の相互作用の重要性が示唆された。

報告書

(1件)
  • 2002 実績報告書

URL: 

公開日: 2002-04-01   更新日: 2016-04-21  

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