研究課題/領域番号 |
14780576
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
神経解剖学・神経病理学
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研究機関 | 独立行政法人理化学研究所 |
研究代表者 |
吉川 文生 独立行政法人理化学研究所, 分子神経形成研究チーム, 研究員 (70342871)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,900千円)
2004年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2003年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2002年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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キーワード | ペプチドホルモン / Ghrelin / Growthhormone secretagogue receptor / Gタンパク共役型受容体 / 小脳 / プルキンエ細胞 / 脳室帯 / ニユーロン産生 / Gtowthhomone secretagogue receptor / Gタンパク質共役型受容体 / ニューロン産生 / 小脳核 / ペプチド / ホルモン |
研究概要 |
ペプチドホルモンGhrelinは、成体では胃、視床下部、胎盤などから分泌され下垂体前葉に作用し成長ホルモン分泌を促進する。GhrelinのレセプターであるGrowth hormone secretagogue receptor (GHS-R)はGタンパク共役型受容体で細胞内Ca2+上昇を誘導する。GHS-Rは成体は下垂体前葉、視床下部、海馬などに発現することが知られているが、胎生期脳での役割は全く不明である。研究代表者は、シグナルシーケンストラップ法、RT-PCR法、In situ hybridization histochemistry法によって、胎生期マウスの脳においてGHS-Rが胎生11〜12日に一過的に小脳脳室帯に限局して発現することを見出した。これは小脳プルキンエ細胞や小脳核ニューロンが産生される時期と場所に一致する。本研究課題は小脳ニューロン産生におけるGhrelinの役割を解明することを目的とする。 マウスGHS-R cDNAクローニングに成功した。ウサギポリクローナル抗GHS-R抗体を作製した。ウエスタンブロットによりリコンビナントGHS-Rを特異的に認識することを確認したが、胎生12日マウスの脳では、ウエスタンブロットと免疫組織化学染色で特異的なシグナルは検出できなかった。組織固定法などの条件を試行中である。マウスcDNA由来のGHS-Rを培養細胞に発現させ、カルシウム濃度指示薬Fura-2を用いてGhrelinに対する反応性を確認した。体内埋め込み型の浸透圧ポンプを用いることにより、妊娠10日目のマウス腹腔内にGhrelin (1mM)を持続的に投与したとき、胎児の小脳形態について解析したが・対象と比較して有意な差は見出せなかった。
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