研究課題/領域番号 |
14800007
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研究種目 |
特別研究促進費
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
寶 馨 京都大学, 防災研究所, 教授 (80144327)
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研究分担者 |
近森 秀高 岡山大学, 環境理工学部, 助教授 (40217229)
牛山 素行 東北大学, 工学研究科, 助手 (80324705)
立川 康人 京都大学, 防災研究所, 助教授 (40227088)
橋本 晴行 九州大学, 大学院・工学研究院, 助教授 (70117216)
中北 英一 京都大学, 工学研究科, 助教授 (70183506)
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研究期間 (年度) |
2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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キーワード | 2002年韓国豪雨災害 / 台風RUSA / 豪雨災害 / 河道災害 / 土砂災害 / 韓国 / 江陵市 / 台風15号 |
研究概要 |
8月末から9月2日にかけて台風15号による豪雨のため、朝鮮半島東部を中心として甚大な水災害が発生した。韓国北東部の江陵市では8月31日までの間に総降雨量871mmという韓国史上最大値を記録し、それによって発生した土砂・洪水災害により246名の死者・行方不明者発生するという韓国における台風災害としては過去最大の被害となった。 本調査研究では、わが国と気候・風土・地形・生活形態・人口密度などの条件が極めて類似した地域で、なぜこのような人的被害の大きい水災害が発生したのかをあきらかにするために、韓国北東部太白山脈東側の江陵市と三陟市の都市域、およびその上流域の山腹地域における豪雨災害、韓国中部錦河上流の茂朱郡における河道・土砂災害、洛東江流域の河道災害を対象とし、豪雨・洪水・氾濫・土砂流出による被災形態の現地踏査、ヒアリング調査、豪雨防災情報の整備状況に関する情報収集を実施し、韓国全域の被災状況を衛星リモートセンシングを利用して抽出することを試みた。また、韓国水資源公社(KOWACO)、韓国気象局(KMA)と協力して、8月後半から9月前半にかけての韓国北東部を中心とした地域の降水量、レーダー雨量、河川流量などの水文観測データの収集を行った。こうした現地被災調査とデータ収集に基づき、以下の研究項目を実施した。 (1)豪雨の気象力学的・気侯統計学的解析と予測。 (2)土地被覆条件と災害生起の関係の解明。 (3)洪水流出・氾濫特性の日韓比較。 (4)土砂地盤災害発生メカニズムの究明。 (5)水災害とその予測の社会への影響評価。
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