研究課題/領域番号 |
14F03086
|
研究種目 |
特別研究員奨励費
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 外国 |
研究分野 |
応用微生物学
|
研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
山田 隆 広島大学, 先端物質科学研究科, 教授 (40230461)
|
研究分担者 |
ASKORA Ahmed 広島大学, 先端物質科学研究科, 外国人特別研究員
|
研究期間 (年度) |
2014-04-25 – 2015-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
|
配分額 *注記 |
600千円 (直接経費: 600千円)
2014年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
|
キーワード | 青枯病菌 / バクテリオファージ / phiRSM / バイオコントロール / ワクチン |
研究実績の概要 |
(1)繊維状ファージφRSM感染によって引き起こされる宿主菌病原性喪失の分子基盤の確立:φRSM感染により宿主細胞表面が変化し、ファージタンパク質の蓄積とファージ粒子の形成・放出が起こる。その結果、クオーラム感知活性の低下を招きバイオフィルム形成能減少、病原性の発現の抑制が起こる事が示された。また、φRSMのゲノムにコードされたリプレッサー遺伝子ORF15によって、宿主病原性制御遺伝子(phcA)が発現抑制されることを確認した(論文発表)。 (2)新規小型セリンレコンビナーゼによる繊維状ファージφRSMの宿主ゲノム組み込み機構の解明: φRSM1がコードする新規小型セリンレコンビナーゼ遺伝子ORF14がファージの宿主ゲノムへの組み込み(プロファージ化)に働く事をin vivo系で証明した。このφRSM1-ORF14の発現ベクターへのクローニングに成功し、in vitroでの反応系において、組換え基質DNA配列、必須ヌクレオチド部位、酵素ヌクレオチド相互作用の詳細な解析を行った。 (3)φRSM感染菌がもたらす植物病害抵抗性増強効果(ワクチン効果)の分子基盤 確立:φRSM感染によって非病原化した細菌の接種により、植物の防御遺伝子発現を誘導できることを示した。 (4)φRSM感染菌/青枯病ワクチンを例としての植物病コントロール用ファージワクチンの検討・探索:より多種の青枯病菌に対応するコントロール技術を開発するためには、宿主域の広いファージを取得する必要がある。新たに青枯病菌に感染する新規ファージを単離した。
|
現在までの達成度 (段落) |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
|
今後の研究の推進方策 |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
|