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充実した生活の信念の観点からの留学生の異文化適応ー滞在文化の学生への影響を中心に

研究課題

研究課題/領域番号 14F04015
研究種目

特別研究員奨励費

配分区分補助金
応募区分外国
研究分野 社会心理学
研究機関名古屋大学

研究代表者

高井 次郎  名古屋大学, 教育学研究科(研究院), 教授 (00254269)

研究分担者 BONN GREGORY  名古屋大学, 教育学研究科(研究院), 外国人特別研究員
BONN Gregory  名古屋大学, 教育学研究科(研究院), 外国人特別研究員
研究期間 (年度) 2014-04-25 – 2016-03-31
研究課題ステータス 完了 (2015年度)
配分額 *注記
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
2015年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2014年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワード国際交流 / 異文化間コンピテンス / Imagined contact / 文化的感受性 / 充実した生活観 / 留学生 / 異文化適応 / 異文化コンピテンス
研究実績の概要

留学生比率の高い(10%以上)大学(A)、留学生のビジビリティーの高い(西洋人留学生の多い)大学(B)、および留学生の少ない大学(C)の学生を対象に、3つの研究を実施した。研究1では、学生の①異文化間コンピテンス、②文化的感受性、③潜在的連合テスト(IAT)による人種偏見などを調べた。その結果、異文化間コンピテンスにおいて大学Cに比べてAとBは有意に高かったことが判明した。研究2では、上記の3大学に於いて、日本人学生が特に強い偏見を持つと思われる中国人を刺激対象とした想定された接触(imagined contact)のエピソードを読ませ、上記②および③の事前事後の変化を追った。その結果、全体的に中国人に対する偏見は傾向差として軽減されたものの、文化的感受性には有意な変化は確認されなかった。また、各大学の比較において特に有意な結果はなかった。最後に、現在進行中の研究3では、留学生と日本人学生がワークショップ形式で毎週授業に参加する科目において、学期始めと学期末の間で、どの程度上記の①、②、③が変化するのかを、縦断的に調査を実施している(7月末完了予定)。これらの研究から次の結論に至った。
1)留学生の比率が高くても、日本人学生との交流の質と量が確保されないと、大学の国際化としての効果は見込めない
2)実際の留学生との交流よりも、想定された交流(Imagined Contact)のほうがより顕著な効果をもたらす。留学生受入よりも国際教育の実践のほうが日本人学生の国際化に貢献するということが示唆される。
なお、この一連の研究から得られた成果を2017年度Society for Personality and Social Psychology年次大会で発表予定である。

現在までの達成度 (段落)

27年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

27年度が最終年度であるため、記入しない。

報告書

(2件)
  • 2015 実績報告書
  • 2014 実績報告書

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公開日: 2015-01-22   更新日: 2024-03-26  

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