研究課題/領域番号 |
14F04028
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 外国 |
研究分野 |
超高層物理学
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研究機関 | 富山大学 |
研究代表者 |
成行 泰裕 富山大学, 人間発達科学部, 准教授 (50510294)
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研究分担者 |
SEOUGH JUNGJOON 富山大学, 人間発達科学部, 外国人特別研究員
SEOUGH Jungjoon 富山大学, 人間発達科学部, 外国人特別研究員
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研究期間 (年度) |
2014-04-25 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
2016年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
2015年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2014年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
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キーワード | 太陽風 / 温度異方性 / 非熱的粒子 / 太陽風プラズマ / 温度異方性駆動不安定性 / 非一様性 / 膨張箱モデル / クーロン衝突 / ストロー分布 / ファイアホース不安定性 / ホイッスラー不安定性 / 電子ストロー分布 / イオン種間速度差 |
研究実績の概要 |
本年度は、前年度から引き続いて磁場擾乱の自発的励起過程(衝突過程・離散粒子効果)と太陽風のグローバルな非一様性の効果が温度異方性―ベータ比や不安定性へ与える影響の解明に取り組んだ。本研究では、初期状態(太陽近傍)ではプロトンサイクロトロン不安定な状況から計算を始めた。これは、太陽近傍においてサイクロトロン波が励起されていることを想定してのものである。一様プラズマ中では温度異方性が不安定性条件を満たさなくなった段階で系は安定化するが、非一様性がある場合は、太陽風の膨張の効果によって温度異方性が変化し続け、温度が等方に近づく辺りで励起されたイオンサイクロトロン波が減衰してしまうことが分かった。これは先行研究で導出されたモデル[Yoon+Seough, J. Geophys. Res., 2014]でも見られた傾向だが、波のWKB的な発展も正しく取り入れた本モデルでも同様の振る舞いを確認することが出来た。一方で、先行研究[Yoon+Seough, J. Geophys. Res., 2014]で示されていた値よりも、励起された波の強度は一桁ほど小さくなることが分かった。また、衝突項の効果を含めた場合、パラメータ平面上の軌跡が高ベータ側へシフトし、斜め伝搬ファイアホース不安定性が生じる可能性が示唆された。また、昨年度得られていたアルファ粒子による平行方向・斜め方向のファイアホース不安定性の解析結果をPhys. Plasmas誌上にて発表した。
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現在までの達成度 (段落) |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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