研究課題/領域番号 |
14F04324
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 外国 |
研究分野 |
素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理(理論)
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研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
岡 真 東京工業大学, 理学院, 教授 (60144606)
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研究分担者 |
LIU XIAOHAI 東京工業大学, 理学院, 外国人特別研究員
LIU Xiaohai 東京工業大学, 理工学研究科, 外国人特別研究員
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研究期間 (年度) |
2014-04-25 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
2016年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2015年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2014年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
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キーワード | ハドロン / メソン / バリオン / ペンタクォーク / 共鳴状態 / ハドロン反応 / ヘビークォーク / 量子色力学 / エキゾチックハドロン |
研究実績の概要 |
今年度は2篇の論文でハドロン反応における閾値効果の重要性と関連する現象の解析への寄与の研究を進めた。最初に、電子陽電子対消滅によって生成されるチャーモニウム類似メソンでストレンジ・クォークと反クォーク対を内部に含む状態を考察した。特に、電子対の全エネルギーがチャームとストレンジネスを含むD_s中間子2個の閾値に近い時に生じる、異常三角特異性に注目し、どのような場合にその特異性が生成断面積に現れるか、異常三角特異性と真の共鳴状態をどうやって区別するかを運動学的な観点で論じた。また、ペンタクォークの発見に促されて、pi- + p -> J/psi p反応におけるオープンチャームの再散乱ダイヤグラムの寄与を調べた。再散乱に現れる三角特異性によって、J/psi pにペンタクォーク状の共鳴に類似の構造が出ることから、実験の解釈に不定性があることを示した。三角特異性は反応に強く依っているため、他の方法によるペンタクォークの探索が有効であると結論した。 特別研究員のXiao-Hai Liuが滞在した間、国際的な共同研究を強化し、中国の研究者との交流が深まった。とりわけ、Xiao-hai Liuの元の指導教員でこれまでの共同研究者である、Institute of High Energy Physics (北京)のZian Zao氏を短期招聘することができ、また同氏を含む共同研究により論文発表に至る成果があった。また、Lanzhou大学やInstitute of Theoretical Physics(北京)の研究者との交流もXiao-hai Liuによって紹介されて始まるなど、具体的な交流へと繋がった。スイス、トルコ、スペイン、韓国からの留学生も在籍した研究室は国際色が豊かで、日本人の学生にとってはセミナーを英語で行うことなどで、強い刺激となった。
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現在までの達成度 (段落) |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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