研究課題/領域番号 |
14F04342
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 外国 |
研究分野 |
合成化学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
中村 栄一 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 教授 (00134809)
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研究分担者 |
SHANG RUI 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 外国人特別研究員
SHANG Rui 東京大学, 理学(系)研究科(研究院), 外国人特別研究員
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研究期間 (年度) |
2014-04-25 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
2016年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2015年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2014年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
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キーワード | 有機合成 / 鉄触媒 / 炭素水素結合活性化反応 / 有機ホウ素化合物 / 有機アルミニウム化合物 |
研究実績の概要 |
本研究では,環境調和性に優れた鉄を触媒として用いることで,温和な反応条件下,炭素-水素結合活性化を基軸とした触媒的不斉合成開拓を目的とする.当研究室で有機亜鉛試薬を用いたC(sp2)-HおよびC(sp3)-H結合を直接官能基化する反応を開発してきたが,この反応系では有機亜鉛による鉄触媒の還元を主とする副反応が競合し,反応系中での配位子の脱着が起きるために,エナンチオ選択的な反応に用いることは困難であった.この問題を解決するため, 有機アルミニウム試薬を用いることにより,C-H結合活性化反応を出したが,この反応は,有機鉄活性種を安定化するため8-アミノキノリン配向基を有する基質の変換に限られていた.簡単な基質の活性化反応を目指し,配位子設計に注目した.新たな三座ホスフィン配位子(TP)を設計・合成し,鉄触媒と合わせて用いることにより,有機アルミニウム化合物によりカルボン酸やケトンなどカルボニル化合物の酸化的メチル化反応の開発に成功した.この反応の鍵となっているのは,TP配位子と有機アルミニウム化合物である. TP配位子の代わりに三座窒素配位子,二座ホスフィンや二座窒素配位子,PPh3などを用いると反応が全く進行しなかった.また,有機アルミニウム化合物の代わりに有機亜鉛または有機マグネシウム化合物を用いると,鉄が還元され反応が進行しなかった.この反応はグラムスケールで高収率で進行し,生成物は再結晶により簡単に単離できた.温和な反応条件のため,ボロン酸エステル基を含め様々な官能基が許容された.ベンゾフェノンを基質として用いた場合,4つのメチル基を選択的に導入できた.また,Indoleamine 2,3-dioxygenase阻害剤として注目集めている化合物のメチル化反応が速やかに進行した.
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現在までの達成度 (段落) |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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