研究課題/領域番号 |
14F04352
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 外国 |
研究分野 |
生体医工学・生体材料学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
宮田 完二郎 東京大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (50436523)
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研究分担者 |
PERCHE FEDERICO 東京大学, 工学(系)研究科(研究院), 外国人特別研究員
PERCHE Federico 東京大学, 医学(系)研究科(研究院), 外国人特別研究員
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研究期間 (年度) |
2014-04-25 – 2016-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2015年度)
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配分額 *注記 |
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
2015年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2014年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
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キーワード | 核酸医薬送達 / siRNA / P-Body / ペプチドリガンド |
研究実績の概要 |
核酸医薬として期待されるsmall interfering RNA (siRNA)は、細胞質にてargonaute 2 (Ago2)と呼ばれるタンパク質と複合体(RISC)を形成することで相補的なメッセンジャーRNAの分解を誘導する(RNA干渉)。一方、Ago2は細胞質においてP-bodyと呼ばれるフォーカスに集積していることが知られている。そこで本研究は、siRNAの細胞内動態を制御し、P-bodyへの集積量(もしくはRISC形成効率)を増加させることで、RNA干渉の効率を高めることが出来るのではないかと仮説を立て、研究を推進した。前年度までの検討を通じて、ペプチドリガンドを金ナノ粒子表層に導入することで、siRNAを効率良くがん細胞へと導入できることを確認した。本年度は、次なるステップとして、エンドサイトーシスを通じて細胞内に侵入した金ナノ粒子がエンドソームから細胞質へと効率良く移行するための方法論を検討した。具体的には、ヒドロキシクロロキンをエステル結合を介して金ナノ粒子表層に導入した。結果として、ヒドロキシクロロキン搭載金ナノ粒子は、ヒドロキシクロロキン未搭載のナノ粒子と比較して、効率の良いエンドソーム脱出およびRNA干渉を惹起した。これと並行して、siRNAのRISC形成効率に関しても評価したところ、ヒドロキシクロロキンの導入により有意に上昇していることが確認され、仮説に一致する結果となった。
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現在までの達成度 (段落) |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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