研究課題/領域番号 |
14F04800
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 外国 |
研究分野 |
知能機械学・機械システム
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
新井 史人 名古屋大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (90221051)
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研究分担者 |
ZHONG JING 名古屋大学, 工学(系)研究科(研究院), 外国人特別研究員
ZHONG Jing 名古屋大学, 工学(系)研究科(研究院), 外国人特別研究員
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研究期間 (年度) |
2014-04-25 – 2016-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2015年度)
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配分額 *注記 |
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
2015年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2014年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
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キーワード | ナノ・マイクロメカトロニクス |
研究実績の概要 |
磁場で操作可能な細胞内局所環境センサとして,300 nm及び750 nmの表面にアミノ基を有しかつ内部に磁性体が導入されたポリスチレン微粒子を基材とする磁性微粒子を用い,温度感受性の蛍光色素の一つであるFITCを表面に修飾してナノ温度センサを作製した.ナノ温度センサへの波長1064 nmの近赤外レーザの照射時のレーザ強度と温度上昇の関係を解析的及び実験的に調査した結果,レーザ強度と温度上昇の間には比例関係があり,300 nmのセンサでは約1℃/mW,750 nmのセンサでは約2.5℃/mWとなることを明らかにした. 作製したナノ温度センサを,細胞膜を蛍光色素で修飾した犬の腎臓細胞(MDCK細胞)の細胞膜上に固定後レーザを照射した結果,センサ内部の磁性微粒子が発熱し,細胞膜を溶解することで細胞内に導入された.細胞内のセンサは三次元共焦点蛍光観察により確認した.以上より,任意のナノ温度センサを選択的かつ高速な細胞内導入に成功した. 細胞内導入に要する時間はレーザの強度の依存し,28 mWのレーザ強度において,750 nmのセンサでは1秒未満,300 nmのセンサでは2秒未満でほぼ100%の細胞導入が可能であった.また,ビーズを導入した細胞の生死判別を行ったところ,300 nmのセンサにおいては28 mWのレーザ出力ではほぼ100%の細胞が生存したが,750 nmのセンサではレーザ出力の増加と共に細胞の生存率が低下することが確認された.以上のことより,低侵襲かつ高速な細胞導入の条件を明らかにした.
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現在までの達成度 (段落) |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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