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ウマ子宮内膜における異種細胞間の相互機能調節に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 14F04802
研究種目

特別研究員奨励費

配分区分補助金
応募区分外国
研究分野 動物生産科学
研究機関岡山大学

研究代表者

奥田 潔  岡山大学, 環境生命科学研究科, 教授 (40177168)

研究分担者 SZOSTEK ANNA  岡山大学, 環境生命科学研究科, 外国人特別研究員
SZOSTEK Anna  岡山大学, 環境生命科学研究科, 外国人特別研究員
研究期間 (年度) 2014-04-25 – 2016-03-31
研究課題ステータス 完了 (2015年度)
配分額 *注記
1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2015年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2014年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
キーワードウマ / 子宮内膜炎 / 線維症
研究実績の概要

本研究は、ウマ慢性変性子宮内膜炎の発病機序の解明を目的としている。慢性変性子宮内膜炎は、他の器官における線維症に類似しており、この線維症の原因はコラーゲンの沈着であると考えられている。transforming growth factor (TGF)-β1にはコラーゲン沈着作用のあることが報告されていることから、本研究では TGF-β1 の異常分泌が慢性変性子宮内膜炎発病のトリガーとなっていると仮説を立て、研究を遂行した。慢性変性子宮内膜炎に感染したウマ子宮を変性の程度に基づいて4グループにわけたところ、変性が進行するにつれて筋繊維芽細胞数が増加することが明らかとなった。また筋繊維芽細胞のマーカーであるα-smooth muscle actin (α-SMA) 発現は transforming growth factor (TGF)-β1 によって刺激されることが in vitro における子宮内膜組織片の培養によって明らかとなった。正常なウマ子宮内膜より上皮細胞ならびに繊維芽細胞を単離し、TGF-β1 を添加したところ、繊維芽細胞からは筋繊維芽細胞が生じるものの、上皮細胞から筋繊維芽細胞が生じることは無かったことから、慢性変性子宮内膜炎は主に繊維芽細胞から筋繊維芽細胞への分化によるものであることが推定された。これらの結果より、ウマ子宮内膜繊維芽細胞から筋繊維芽細胞への分化を何らかの方法で抑制することが、慢性変性子宮内膜炎の予防法として有効であることが示唆された。

現在までの達成度 (段落)

27年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

27年度が最終年度であるため、記入しない。

報告書

(2件)
  • 2015 実績報告書
  • 2014 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2016 2015

すべて 学会発表 (2件) (うち国際学会 1件)

  • [学会発表] Potential roles of transforming growth factor-β1 in equine endometrosis: An in vitro study2016

    • 著者名/発表者名
      Anna Z. Szostek, Dariusz J. Skarzynski, Kiyoshi Okuda
    • 学会等名
      49th Annual Meeting of Society for Study of Reproduction
    • 発表場所
      San Diego, California, USA
    • 年月日
      2016-07-16
    • 関連する報告書
      2015 実績報告書
    • 国際学会
  • [学会発表] Myofibroblast presence and their differentiation in the progression of equine endometrosis2015

    • 著者名/発表者名
      Anna Z. Szostek, Dariusz J. Skarzynski, Kiyoshi Okuda
    • 学会等名
      第108回日本繁殖学会
    • 発表場所
      宮崎
    • 年月日
      2015-09-17
    • 関連する報告書
      2015 実績報告書

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公開日: 2015-01-22   更新日: 2024-03-26  

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