研究課題/領域番号 |
14J00220
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
教科教育学
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研究機関 | 愛知県立大学 |
研究代表者 |
玉腰 和典 愛知県立大学, 人間発達学研究科, 特別研究員(DC2)
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研究期間 (年度) |
2014-04-25 – 2016-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2015年度)
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配分額 *注記 |
1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2015年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2014年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
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キーワード | 認識対象 / 階層的構造 / 認識形成過程 / 体育科教育固有の認識形成 / 戦術・技術認識の階層的構造 |
研究実績の概要 |
本研究では、体育科教育固有の認識形成の構造的な特徴を教授学的方法をもちいて解明していく。平成27年度では、①まずこれまで検討を重ねてきた戦術・技術認識の階層的構造を論文として整理し、学会誌に投稿した。本研究においては実際の体育授業づくりを行う上で不可欠な認識対象の区別として「単元と授業レベルの区別」「戦術・運動技術の階層性の区別」「運動学習過程を想定した対象の構造的な区別」を導き出し、階層的構造モデルの創出を試みた。創出したモデルをもちいた事例分析では、認識形成を重視した体育実践の成果の分析を可能にするとともに授業で対象化されていない点や課題を指摘することができた。(現在査読中)次に②戦術・技術認識の階層的構造を分析枠組みとして、実践分析を行い、その一部を学会誌に投稿した。実践分析においてはまず実際の体育授業(小学校4年生の跳び箱運動)を対象として学習者の音声・映像データを収集した。しかし対象としたグループの学習者が数日にわたり欠席をしてしまい、単元すべての認識活動に関する一連のデータを収集することができなかったため、調査研究はやり直しとなった。また実践分析として、認識形成を重視した体育授業(小学校5年生のフラッグフットボール)で収集されたグループノートや感想文を収集し、球技教材における学習者の記述内容を分析していった。分析方法は質的分析ソフトMAXQDAを使用し学習者の記述内容を本研究が解明した戦術・技術認識の構造的特徴を枠組みとして分類していった。その結果、単元の前半と後半において認識活動が盛んに行われる山場がみられた。2つの山場は教師による学習課題の差異にもとづいて認識活動の質に変化がみられた。また2つの山場を契機にした認識発達の段階を明らかにした。(現在査読中)。
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現在までの達成度 (段落) |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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