研究課題/領域番号 |
14J00586
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
文化人類学・民俗学
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
戸邉 優美 筑波大学, 人文社会科学研究科, 特別研究員(DC2)
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研究期間 (年度) |
2014-04-25 – 2016-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2015年度)
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配分額 *注記 |
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
2015年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2014年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
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キーワード | 女性 / インフォーマルな関係 / 女講中 / 村落組織 / 被災 / 嫁 / 経験 / 婚礼 |
研究実績の概要 |
本年度は、昨年度実施した牡鹿半島(宮城県石巻市牡鹿地区)におけるフィールドワークの補足調査や、入手した文書等資料の分析から、研究のまとめに取り組んだ。フィールドである牡鹿半島の各集落では、平成10年代まで女講中と呼ばれる講集団が、女性の中心組織として活動していた。女講中は嫁たちの息抜きの場であるだけではなく、加入規則を設けるなど、村落社会全体の秩序に連関する公的性質を有していた。村落自治を担う男性組織との対等性も確認できる。他方で、個人の産育における講集団の役割や、婚礼への関わり方から、女性特有の論理による講集団運営の実態が明らかになった。女講中が男性中心の自治組織と対であるという先行研究の認識を越えて、本研究は、女性集団の観点から村落社会を捉え、男女の非対称な組織性を示すことができたといえる。伝統的な集団に限らず、生業や趣味のためのローカル・アソシエーションにおいても、同様の実態を見ることができる。 また、本研究のフィールドは東日本大震災の被災地域であり、本研究は災害前後の地域の実態を捉えた資料でもある。被災資料の修復作業において、参考資料としても利用されている。 以上の成果は、論文発表や一般向けのポスター発表として公開した。
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現在までの達成度 (段落) |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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