研究課題/領域番号 |
14J00665
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
地域研究
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
額田 有美 大阪大学, 人間科学研究科, 特別研究員(DC1)
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研究期間 (年度) |
2014-04-25 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2016年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2015年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2014年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | コスタリカ / 先住民 / マイノリティ / ラテンアメリカ / 司法アクセス / 応用・実践人類学 |
研究実績の概要 |
本研究は、コスタリカの事例をとおして、当該社会のマイノリティとなっている人びとの視点から「正義へアクセスする」ということの意味を問い直す試みであり、最終年度となる本年は前年度に引き続き現地調査を行うとともに研究成果を国内外で報告した。 現地調査は12月に実施し、コスタリカ南部の先住民居住区内およびその周辺地域での聞き取り調査や参与観察が主であった。具体的な成果としては、以前は接触が難しかった年長者の見解を聞くことができた点や、ここ数年間に居住区内で発生した事件のうち慣習法裁判所へ届けられそこで解決された紛争事例の補足的情報を得られた点などがある。また、先住民居住区内で発生した事件が居住区外の従来どおりの裁判所で国家法によって裁かれる様子も傍聴した。このことで、一般の裁判所へ届けられた先住民を当事者とする紛争事例のうち、文化鑑定が実施されなかった場合であっても、実際の公判では先住民の文化が重視されている様子を傍聴席から観察し記録することができた。 国内における日本語での研究発表では、ラテンアメリカ地域研究や法人類学の国内外の研究動向を踏まえ、コスタリカの先住民居住区内の新たな司法機関として期待される慣習法裁判所の成り立ち・現状や、この慣習法裁判所での具体的な紛争事例、それらの紛争が解決されるまでの詳細について報告した。国外における英語およびスペイン語での発表では、日本社会のマイノリティ(外国人や先住民)に対する司法サービスの現状と課題を紹介した上で、コスタリカでの文化鑑定の実施状況や慣習法裁判所の取り組み、またそこでの研究者の関わり方について報告した。日本、コスタリカ、アメリカ合衆国、メキシコなど世界各国の人類学者や関連領域の研究者らからフィードバックを得るとともに、研究成果の一部をコスタリカの研究者らと共に英語とスペイン語の出版物として二言語で発表することも決定した。
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現在までの達成度 (段落) |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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