研究課題/領域番号 |
14J00680
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
美術史
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
太田 岳人 筑波大学, 芸術系, 特別研究員(PD)
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研究期間 (年度) |
2014-04-25 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2015年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2014年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 美術史 / ブルーノ・ムナーリ / 写真 / 国際芸術運動 / 未来派 |
研究実績の概要 |
本研究は、ブルーノ・ムナーリの自己形成期の活動について、二つの世界大戦間期のイタリアおよび国内の芸術諸潮流との関連を踏まえて考察することを目的としたものである。研究計画のうちの最終年度にあたる本年度は、これまで蓄積した知見に基づく、第二次世界大戦下(1939‐1945年)にムナーリが発表した複数の著作についての、学術論文の公表を第一の目標とした。計画のうち、前年度中から書き進められていた『ムナーリの機械』(1942年)についての論文は、『イタリア学会誌』に掲載することができた。一方、『ムナーリの写真記事』(1944年)の論考化のため、本研究員は同時代のイタリア国外のグラフ時事雑誌も閲覧する過程で、ムナーリが『写真記事』に活用している写真の一部が、そうした雑誌から写真を流用していることを新たに発見したものの、新たな事例の調査に予想以上に時間がかかった必要となったため、本年度中の論文発表はならなかった。 本年度の研究の第二の目標は、第二次世界大戦中の時期から合わせて大戦直後のムナーリの軌跡を総合的に把握することであった。2016年6月から8月にかけての調査においては、『抽象主義の素描』『ムナーリのユーモア・カタログ』(1944年)を精査するとともに、第二次世界大戦直後に公表された一連の紙製の教育玩具なども調査することで、1950年代に向かうムナーリの活動についての情報を収集した。さらに2017年3月に行った短期調査においては、パルマ大学付属コミュニケーション研究所兼アーカイヴ(CSAC)に保存されている、生前のムナーリが寄贈した、芸術家の準備素描や稀覯本を直接検討することもできた。
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現在までの達成度 (段落) |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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