研究課題/領域番号 |
14J00728
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
生物機能・バイオプロセス
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
山田 貴之 大阪大学, 工学研究科, 特別研究員(DC1)
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研究期間 (年度) |
2014-04-25 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
採択後辞退 (2016年度)
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配分額 *注記 |
2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
2016年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2015年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2014年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | メタボロミクス / 脂質 / 質量分析 / 超臨界流体クロマトグラフィー / 超臨界抽出 / 肺疾患 / バイオマーカー / 炎症 |
研究実績の概要 |
肺炎,肺がん,喘息などの肺疾患は,難治性のものが多く先進国における死者数も多い.中には日本の特定疾患に指定されている肺疾患もあり,有効な治療法の開発が望まれている.肺疾患の発生においては,肺胞の表面張力を低下させる肺サーファクタントの構成成分の組成変化が関与していると考えられており,当該構成成分の約90%が脂質であることから,肺サーファクタントを対象とした脂質プロファイリングは,肺疾患の早期診断のためのバイオマーカーの探索や疾患機序解明に有用な手段であると考えられる.本年度は,昨年度に構築した超臨界流体クロマトグラフィー質量分析 (supercritical fluid chromatography/mass spectrometry: SFC/MS) 分析系を用い,肺疾患モデルラットから採取した気管支肺胞洗浄液 (bronchoalveolar lavage fluid: BALF) および血漿を対象として包括的脂質プロファイリング(脂質メタボローム解析)を実施した. まず,SFC/MS分析によりデータを取得した後のデータ解析の工程を円滑に進めるため,データ処理ソフトウェアの解析条件を当該SFC/MS分析条件に対して最適化した.その結果,解析者の熟練度に依存せずハイスループットかつ正確な脂質プロファイリングを行える実用的な脂質メタボロミクスプラットホームを開発することができた(投稿準備中). 次に,当該脂質メタボロミクスプラットホームを用い,肺疾患モデルラットのBALFおよび血漿を対象とした脂質メタボローム解析を実施した.その結果,疾患発生直後の軽微な症状から重症化に至るまでの様々な段階における脂質分子種の変動を包括的かつ詳細にとらえることができ,脂質メタボローム解析が肺疾患のバイオマーカー探索および病態解明に有用であることが示された(投稿準備中).
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現在までの達成度 (段落) |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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