研究課題/領域番号 |
14J01662
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理(実験)
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
髙倉 理 大阪大学, 理学研究科, 特別研究員(DC2)
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研究期間 (年度) |
2014-04-25 – 2016-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2015年度)
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配分額 *注記 |
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
2015年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2014年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | インフレーション / 宇宙マイクロ波背景放射 / 重力波 |
研究実績の概要 |
原始重力波は宇宙誕生直後に起こったインフレーションを知る重要な手がかりである。原始重力波は宇宙マイクロ波背景放射(CMB)にBモード偏光と呼ばれる偏光ゆらぎパターンを作る。本研究では、POLARBEAR実験に参加し、超高感度の望遠鏡を用いてCMB偏光観測を行うことにより、この原始重力波起源のBモード偏光観測を目指す。 POLARBEAR実験は2014年5月から20度×35度の領域を観測する広視野観測を開始した。広視野観測では観測領域を走査するのに時間がかかるため、低周波数に現れる1/fノイズを落とすことが重要である。本研究では、1/fノイズ対策として主焦点に連続回転半波長板を導入した。 連続回転半波長板を導入することにより理想的には1/fノイズのない観測ができる。しかし、実際は望遠鏡や検出器の非理想性により、1/fノイズが生じる。原始重力波起源Bモード偏光観測を高い感度で実現するためには、それらの非理想性を理解し、正しく補正することが必要である。例えば昨年度の研究では主鏡での反射による無偏光信号から偏光信号への漏れ込みの影響を考慮した。本年度は新たに検出器の非線形性によっても無偏光信号から偏光信号への漏れ込みが起こることを指摘し、実際に得られた漏れ込みの割合が検出器のモデルで説明できることを確認した。しかし、まだ取り除けていない1/fノイズが残っており、科学観測結果の発表には至らなかった。
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現在までの達成度 (段落) |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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