研究課題/領域番号 |
14J02166
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
教育学
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研究機関 | 奈良女子大学 |
研究代表者 |
冨澤 美千子 奈良女子大学, 人間文化研究科, 特別研究員(DC1)
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研究期間 (年度) |
2014-04-25 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
2016年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2015年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2014年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
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キーワード | 野村芳兵衛 / 生活教育 / 生活綴方教育 / 長良プラン / 岐阜市立長良小学校 / 仲間づくり / 教育文化 / 継承 / ライフヒストリー / フォーク・ペダゴジー |
研究実績の概要 |
2016年度は、長良小学校を中心に、比較検討の事例として長良西小学校や東長良中学校など、フィールドワークを行い、教育活動の参与観察や教師や子どもたちへのインタビューなどを進め、データの収集と集積を図った。これにより、こどもたちが徐々に獲得していく、学習における型を認めることができた。継承・発展してきた背景には、型の習熟が不可欠であることが明らかになった。具体的には、野村が校長を務めた岐阜市立長良小学校においては、長良小学校独自の考え方である「ひらがな活動」の「みずのわ」活動で行う運動会を準備から参与参観し(2015年度、2016年度)、「長良プラン」として継承されている「ひらがな活動」について、実践を通して検討することを行った。それについては、2017年12月に発行予定の『「子どもの側に立つ教育」の創造と継承―野村芳兵衛から長良小学校へ―』(印刷中)「第6章 『いぶき』活動と授業における学級づくり―言葉かけによる『自立する力』の育成―」、「第7章 『みずのわ』活動における学校づくり―異学年混合の児童会活動による『政治する力』の育成―」にまとめた。また、野村芳兵衛の、学習における方法としての、子どもたちへの型の獲得のさせかたについて、具体例として、生活綴方教育に着目し、史資料の解釈・分析を行い、その方法論の継承がどのようにされてきたのか検討した。これについては、1952(昭和27)年8月に岐阜県中津川市で開催された「第1回作文教育全国協議会・中津川大会」をめぐる教師の語りを分析し、日本カリキュラム学会第26回大会(2015年6月4日、昭和女子大学開催)にて、「生活綴方教育における野村芳兵衛の独自性」という題で、自由研究発表を行ったが、さらに、『カリキュラム研究』第25号(2016年6月)に「野村芳兵衛の綴方教育における「仲間作り」の意義と重要性」と題して論文掲載した。
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現在までの達成度 (段落) |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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