研究課題/領域番号 |
14J02306
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
文化人類学・民俗学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
古川 不可知 大阪大学, 人間科学研究科, 特別研究員(DC2)
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研究期間 (年度) |
2014-04-25 – 2016-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2015年度)
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配分額 *注記 |
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
2015年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2014年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | ネパール / エベレスト / トレッキング / シェルパ / 登山 / 地震 / 道 / ヒマラヤ |
研究実績の概要 |
報告者はこれまで、エベレストの南麓にあたるネパール・ソルクンブ郡にて、道と移動する身体の関係をテーマとして調査をおこなってきた。 2015年度は4月19日から8月9日にかけて、ネパール・ソルクンブ郡にてフィールドワークを実施した。到着間もない4月25日にネパール大地震が発生したため、安全と連絡体制を確保のうえ、6月上旬までは主要な調査地であるポルツェ村にて復旧作業を手伝いつつ参与観察をおこなった。震災中の生活と救援物資のフローについて重点的にデータを収集し、当地では山岳観光で形成されたネットワークが復興の基盤として働いていることを明らかにした。ネパール山岳地帯の一村落における発災時からの地震の記録は、災害研究や防災の実務に広く貢献するものである。 状況が落ち着きを見せた6月中旬から7月は、100kg近い商店の荷物を背負ってこの地域を往来する、ローカル・ポーターと呼ばれる人々を対象に調査を実施した。彼らと共に山道を歩くことで運搬作業の実践を観察したほか、地域内のポーター全員を網羅できるよう地点を定めて包括的な質問紙調査を実施し、年齢や民族構成、経験年数、学歴、荷物の重さや収入についてデータを収集した。地域生活および山岳観光を下支えするインフラとしてのポーターの実情を数値的に明らかにすることは、彼らの生活向上や調和の取れた観光産業の発展に資することを可能とする。 上記以外の期間については日本国内にてデータの整理と理論の精緻化、および成果公表作業を実施した。
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現在までの達成度 (段落) |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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