研究課題
特別研究員奨励費
本年度の研究では、北米に生息する周期ゼミの特徴的な素数周期(13年、17年)の獲得するメカニズムを解明するために、コンピュータシミュレーションを用いて研究を実施した。周期ゼミの周期性が氷河期下で進化する様子をシミュレーション上で再現することに成功した。本研究は伊東を筆頭著者としてNature Publishing Groupが発行するオンラインジャーナル、Scientific Reports誌に掲載された。また、協力行動が社会的圧力によって促進されていることを、悪質な飲酒運転とその後の法改正のデータをもとに検証したものがある。この研究はゲーム理論を例に、協力行動の促進には、社会圧(検挙率と罰則の重さ)を維持する社会的システムの維持が重要である点を示した。本論文も伊東を筆頭著者として、Scientific Reports誌に掲載された。さらに、共著論文として、周期ゼミの体サイズに関する論文(Journal of Evolutionary Biology)、ホスト―パラサイト系で「赤の女王」と呼ばれるダイナミクスに関する論文(Science Advances)、陸生植物の多種共存のメカニズムを格子モデルで説明したもの(Scientific Reports)、熱帯雨林の多様性に動物や鳥が貢献していることを多層の格子モデルで説明したもの(Royal Society Open Science)が発表された。
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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すべて 雑誌論文 (7件) (うち国際共著 6件、 査読あり 7件、 オープンアクセス 7件、 謝辞記載あり 2件) 学会発表 (11件) (うち国際学会 2件)
Science Advances
巻: 2 号: 3 ページ: 1-7
10.1126/sciadv.1501548
120005841767
Scientific Reports
巻: 5 号: 1 ページ: 1-10
10.1038/srep14094
巻: 5 号: 1 ページ: 1-7
10.1038/srep12797
巻: 5 号: 1 ページ: 1-9
10.1038/srep15376
Royal Society Open Science
巻: 2 号: 10 ページ: 1-11
10.1098/rsos.150330
Journal of Evolutionary Biology
巻: 28 号: 6 ページ: 1270-1277
10.1111/jeb.12653
巻: 4 号: 1 ページ: 5425-5425
10.1038/srep05425