研究課題/領域番号 |
14J03848
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
言語学
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
清沢 紫織 筑波大学, 人文社会科学研究科, 特別研究員(DC1)
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研究期間 (年度) |
2014-04-25 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
2016年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2015年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2014年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | ベラルーシ語 / ロシア語 / 言語政策 / 実体計画 / 地位計画 / 普及計画 / 東スラヴ地域 / 言語法 / 国家語 / 言語意識 / 言語継承 / 危機言語 |
研究実績の概要 |
本研究は、ベラルーシ共和国における言語状況及び言語政策を総合的かつ実証的に検討することを一貫して目的としてきた。特に初年度に再検討した問題意識と研究アプローチ方法に従い、「標準ベラルーシ語の成立とその普及に関わる国家語政策の実態」を問題意識の中心とし、関連する問題を言語政策の三側面である地位計画・実体計画・普及計画の3つの観点から検討してきた。 本年度は、2年目までの成果を踏まえ、3つの観点から検討を進めてきた個々の課題に関する研究成果を総合し、本格的に博士論文としてまとめ上げる作業を行なった。また、問題背景のより正確な把握と記述のために、ベラルーシ地域の言語状況の歴史的展開と統計資料にみる現状の再検討も行い、その成果は博士論文の第1章、第2章とした。地位計画に関しては、ベラルーシ語の法的地位と実質的地位の乖離を重点的に考察し、その成果は博士論文の第3章とした他、日本言語政策学会、The 2nd annual conference: Belarusian Studies in the 21st Centuryで口頭発表した。また日本言語政策学会学会誌『言語政策』でも論文として発表した。実体計画に関しては、現代ベラルーシ語の標準化プロセスの歴史的展開について関連する文献や資料の精読と批判的検討を行い、その成果は博士論文の第4章とした他、日本ロシア文学会、日本スラヴ学研究会等で口頭発表した。普及計画に関しては、2015年に発表した教育分野における言語政策及び言語状況についての投稿論文を基礎に考察を精緻化し、更に新たに入手した関連資料の分析を合わせてまとめ、その成果は博士論文の第5章とした。 現在、これらの成果を博士論文として結実させるべく目下執筆中であるが、既に予備論文を提出済みであり、現在は、本論文提出に向けて論点や考察の細部を再検討しながら論文の最終仕上げを行っている。
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現在までの達成度 (段落) |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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