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担持金属と細孔構造の同時制御に向けた超臨界ゾルゲル担持法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 14J03998
研究種目

特別研究員奨励費

配分区分補助金
応募区分国内
研究分野 反応工学・プロセスシステム
研究機関東北大学

研究代表者

清水 太一  東北大学, 大学院工学研究科, 特別研究員(DC2)

研究期間 (年度) 2014
研究課題ステータス 完了 (2014年度)
配分額 *注記
1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2014年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワード超臨界CO2 / メソポーラスシリカ / 触媒調製 / ゾルゲル
研究実績の概要

本研究では, 超臨界法ゾルゲル法における細孔構造および金属構造の同時制御を可能にするとともに, 触媒構造と触媒能の関係を明らかにし, 対象反応に応じた触媒調製を達成することを目的としている. この目的を達成する上で, ①本研究では, 超臨界ゾルゲル法を用いたメソポーラスシリカ担持Pt触媒調製における操作条件検討, および②水素化反応を対象反応とした触媒活性評価による触媒構造と触媒能の関係の解明という2つの課題に取り組んだ.
触媒調製時の温度, 圧力依存性を検討した結果, 白金の担持量と分散性はCO2圧上昇とともに向上し, 細孔構造に関しても同様に圧力に伴って細孔構造が変化した. これは, 圧力が上昇することで超臨界CO2の密度が増加し, ミセル内部に侵入する超臨界CO2と白金前駆体が増加するためであると考えられる. しかし, 白金の単分散性が20MPaで最もよくなるということを見出しており, 単分散性を向上させる最適な圧力条件が存在する可能性がある. 以上のことから圧力の制御により触媒構造の制御可能性が示唆された.
次に, 調製した白金担持メソポーラスシリカについて, 触媒活性試験を行い, 従来の含浸法, および水溶媒を用いたゾルゲル法にて調製した触媒との活性比較, および, 操作圧力を変化させて調製した触媒について触媒活性試験を行った. 担持手法の比較では, 超臨界ゾルゲル法は含浸法と水溶媒のゾルゲル法で調製した試料と比べ, 白金触媒の分散性の向上が向上し, 反応選択率が大幅に向上した. また3つの圧力条件で調製した試料について, 反応場となる細孔容積が最も大きくなった30MPaで調製した触媒で, 反応転化率が僅かに向上し, 白金の粒子径が小さく, 単分散性が良い20MPaで調製した触媒で, 反応選択率が大幅に向上した. このことから, 圧力を制御し触媒構造を制御することで, 反応転化率と反応選択率の更なる向上が期待できる.

現在までの達成度 (段落)

本研究課題は平成26年度が最終年度のため, 記入しない.

今後の研究の推進方策

本研究課題は平成26年度が最終年度のため, 記入しない.

報告書

(1件)
  • 2014 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2015 2014

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] Preparation of Mesoporous Silica Supported Cobalt Catalysts using Supercritical Fluids for Fischer-Tropsch Synthesis2015

    • 著者名/発表者名
      Taichi Shimizu, Ikuo Ushiki, Masaki Ota, Yoshiyuki Sato, Naoto Koizumi, Hiroshi Inomata
    • 雑誌名

      Chemical Engineering Research and Design

      巻: 95 ページ: 64-68

    • DOI

      10.1016/j.cherd.2015.01.005

    • 関連する報告書
      2014 実績報告書
    • 査読あり
  • [学会発表] 超臨界法による担持触媒調製に向けたメソポーラスシリカヘの金属前駆体吸着平衡測定2015

    • 著者名/発表者名
      清水太一, 高橋直人, 大田昌樹, 佐藤善之, 猪股宏
    • 学会等名
      化学工学会第80年会
    • 発表場所
      芝浦工業大学, 東京
    • 年月日
      2015-03-19 – 2015-03-21
    • 関連する報告書
      2014 実績報告書
  • [学会発表] One-pot synthesis of mesoporous silica supported platinum catalysts by using supercritical C022014

    • 著者名/発表者名
      Taichi Shimizu, Hiroki Matsumoto, Masaki Ota, Yoshiyuki Sato, Hiroshi Inomata
    • 学会等名
      International seminar on aerogels 2014
    • 発表場所
      Hamburg, Germany
    • 年月日
      2014-10-05 – 2014-10-07
    • 関連する報告書
      2014 実績報告書

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公開日: 2015-01-22   更新日: 2024-03-26  

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