研究課題/領域番号 |
14J04047
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
身体教育学(A)
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
山本 寛樹 京都大学, 文学研究科, 特別研究員(DC1)
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研究期間 (年度) |
2014-04-25 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
2016年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2015年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2014年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | 乳児 / 一人称視点 / 母子間相互作用 / 運動発達 / コミュニケーション / 身体性 / 他者 / 認知発達 |
研究実績の概要 |
本研究プロジェクトの目的は、乳児の自己身体(知覚)の変化が、コミュニケーション場面における他者の身体認識・行為認識に対してどのように関与するのかを明らかにすることである。初年度は、乳児の自己身体知覚を操作できるようなインターフェースの開発・およびそれを用いた実験システムを確立することに専念したが、結果的に乳児を対象とした実験システムを実現することはできなかった。研究プロジェクトの遂行のために研究計画を変更し、次年度は、乳児の身体・運動発達に伴う、日常的な視線コミュニケーションの発達変化に関するデータを取得した。最終年次である今年度は、2年次に取得したデータの解析、およびその成果の公表に専念した。 乳児の家庭で縦断的な観察を行い、乳児の歩行発達と母子相互作用の様子を記録した。収集したデータをもとに、母子の視線交渉場面における個体間距離が乳児の歩行発達に伴ってどのように調整されるのか、解析を行ったところ、乳児の歩行獲得の前後で視線交渉時の個体間距離は変化せず、乳児のもつ他者との社会的距離は、乳児自身の運動発達によらず一定であることが示唆された。先行研究において、他者との社会的な距離は、自己身体の手の届く範囲によって変化することが報告されている。本研究は、結果は他者との社会的な距離に少なくとも歩行の獲得は寄与しないことを示すものである。既に解析の終了したデータについて、その成果を国内学会および国際学会で発表した。
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現在までの達成度 (段落) |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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