研究課題/領域番号 |
14J04104
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
無機化学
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
吉富 哲志 名古屋大学, 理学研究科, 特別研究員(DC1)
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研究期間 (年度) |
2014-04-25 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
2016年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2015年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2014年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | ピリジリデン / カルベン / パラジウム / X線結晶構造解析 |
研究実績の概要 |
2核パラジウム3価錯体は炭素-水素結合直接官能基化反応における重要な中間体である。しかしながらその応用範囲はモノアニオン性2座配位子の官能基化に限られているため、2核パラジウム3価錯体の安定化が可能な中性電子供与性配位子の開発が求められている。そこで、強い電子供与が可能なピリジン骨格カルベン種である「ピリジリデン」に着目した。2座ピリジリデン配位子は遷移金属錯体の配位子として広く用いられているビピリジルやフェナントロリンと同様に平面性の高い5員環メタラサイクルを形成するため、2座ピリジリデン配位子同士のスタッキングとアセテート配位子の架橋効果によりパラジウム3価の安定化が可能であると考えた。量子化学計算を行った結果、2座ピリジリデン配位子を用いた場合に、これまでに報告されている中性2座配位子よりもパラジウム3価の発生が有利に進行することが示唆された。また、パラジウム2価アセテート錯体のX線結晶構造解析により、高酸化数状態のパラジウム種を発生及び安定化しうる2座ピリジリデン配位子の強い電子供与能が示唆された。次に2座ピリジリデン配位子を有するパラジウム錯体に対して酸化剤を作用させることで、パラジウムの高酸化数状態の発生を試みた。その結果、パラジウム3価を経由し、2座ピリジリデン配位子の還元的脱離が進行したと考えられる生成物が得られた。以上の結果はサイクリックボルタンメトリー測定において不可逆な酸化波が観測されたこととも良い一致を示しており、2座ピリジリデン配位子の電子的性質及び高酸化数状態のパラジウム種における挙動に関する知見が得られた。
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現在までの達成度 (段落) |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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