研究課題/領域番号 |
14J04377
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
アジア史・アフリカ史
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研究機関 | 立教大学 |
研究代表者 |
山口 元樹 立教大学, 文学部, 特別研究員(PD)
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研究期間 (年度) |
2014-04-25 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2015年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2014年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | インドネシア / イスラーム / ナショナリズム / 20世紀前半 / アラブ地域 / マイノリティ / インドネシア:エジプト / 近現代史 / 東洋史 |
研究実績の概要 |
本研究は、1930年代のインドネシアのムスリム社会の動向を、特に中東アラブ地域との関係に焦点を当てて考察するものである。それによって、国民国家形成期のインドネシアにおけるイスラーム運動の意義・位置づけを明らかにすることが目的である。平成28年度には次の内容に取り組んだ。 1.1930年代末から40年代初頭にインドネシア・イスラーム運動内で起こったナショナリズムをめぐる論争。著名なイスラーム知識人であるハムカやインドネシア・アラブ協会(アラブ系住民の団体)によるナショナリズムを支持する議論に注目した。2.エジプトのイスラーム系雑誌『ファトフ』におけるインドネシアに関係する記事・論説の調査。この雑誌に掲載されたインドネシア関係の記事・論説の内容を分析し、インドネシアとアラブ地域との関係の一端を明らかにすることを試みた。3.1950年代のインドネシアで起こったジャウィ(アラビア文字表記のムラユ語)の復活をめぐる議論とマラヤとの関係。東南アジアの中でのナショナリズムとイスラーム運動の関係についても考察する必要があると考え、新たに取り組んだ。4.インドネシアのアラブ人団体、イルシャード設立者アフマド・スールカティーの思想的な特徴とイルシャードの教育活動に及ぼした影響。インドネシアのアラブ系住民がホスト社会に統合される過程とその要因について考察した。 これらの研究で用いる史料を集めるために、国内外で調査を行った。いずれも、本研究が中心的に依拠する史料であるインドネシア、マレーシア及びアラブ地域で発行された定期刊行物(新聞・雑誌)の調査・収集を主な目的としている。それぞれの期間と場所は、(1)2016年8月から9月、オランダ、(2)2016年11月、京都、(3)2017年2月から3月、インドネシアである。
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現在までの達成度 (段落) |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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