研究課題/領域番号 |
14J04581
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
経済政策
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
佐々木 周作 大阪大学, 経済学研究科, 特別研究員(DC1)
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研究期間 (年度) |
2014-04-25 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
2016年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2015年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2014年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | 行動経済学 / 公共政策 / 同調性 / 社会比較 / 利他性 / 寄付 / 健康格差 / 外国人差別 / 向社会行動 / 社会的比較 / 国際比較 / オンライン・データ / 寄付行動 / 社会選好 / 互恵性 / 平等主義 / Webデータ |
研究実績の概要 |
2016年度は、最終年度として、2014年度・2015年度の研究活動を総括する活動を行った。過去2年間に発表した下記3本の論文を改稿して、国際学術雑誌への投稿準備を進めた。 [1] Sasaki(2015)では、寄付者は自分が寄付する前の人たちの寄付額に同調する傾向があることを、インターネット寄付サイトのデータを使用して実証的に示した。2016年度には、動学パネル分析を追加的に行い、因果関係を主張するためのより説得的な分析結果を得た。 [2] Sasaki et al.(2016)では、低い社会階層における社会的地位の追加的な上昇は余命を延ばすが、高い社会階層における追加的な地位上昇は余命を短縮することを、芥川賞・直木賞のデータを使用して実証的に示した。2016年度には、詳細分析より、低い社会階層における追加的な地位上昇は職業生命も延命させること、高い社会階層における追加的な地位上昇は職業生命への延命効果を持たない一方で、仕事量を大幅に増加させることを示した。本研究の成果に対し、医療経済学会より最優秀若手発表賞が授与された。 [3] 佐々木ら(2016)を下に新しく英語論文を執筆した。本論文では、日本・米国・ドイツ・シンガポール・韓国という世界5ヶ国で、家族と外国人の間にある利他性の格差を測定したときに、①どの国でも家族に対する利他性の方が外国人に対するものよりも高いこと、②一方で、その格差はドイツで最も小さく、日本で最も大きいこと、③さらに、その利他性の格差と教育の間の相関は、国によって大きく異なることを明らかにした。 また、『Empirical Essays on Social Preferences and Public Policy』という題目で学位論文を執筆し、申請当初の研究計画の通り、2017年3月に博士(経済学)を取得した。
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現在までの達成度 (段落) |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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