研究課題/領域番号 |
14J04824
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
言語学
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
岸本 宜久 北海道大学, 文学研究科, 特別研究員(DC1)
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研究期間 (年度) |
2014-04-25 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2016年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
2015年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
2014年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
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キーワード | アイヌ語 / 記述言語学 / 複雑述語 / RRG / 動詞連続構造 / 助動詞 / 補助動詞 / 言語学 / 述部複合 |
研究実績の概要 |
平成28年度はアイヌ語沙流方言の公刊テキストをもとにRole and Reference Grammar(RRG)の理論的な枠組みを用いてアイヌ語の複雑述語(補助動詞構文および助動詞構文)を分析し、これに関連して査読付き論文1本の投稿をおこなった。 Van Valin and LaPolla(1997)をはじめとしたRRGのLayered Structure of the Clause(LSC)からアイヌ語の複雑述語を構成する節(clause)の構造を樹形図で示し、V1とV2の関係について考察した。 RRGには複数の述語形式がどのレベル(節、中核、内核)で統語的にリンクしているかを表わす連接(juncture)という概念と、連接の関係にある単位同士がどのような接続関係(等位接続・従属接続など)にあるかを表す接合(nexus)という概念がある。アイヌ語の複雑述語をLSCに当てはめて分析した結果、補助動詞構文である「V1+接続助詞+V2」は内核連接・連位接合、助動詞構文である「V1+Vt(他動詞)」は中核連接・従属接合、「V1+Vi(自動詞)」は内核連接・従属接合であると示し、V1とV2の間の複合制約について考察した。 RRGの理論をアイヌ語の分析に当てはめるには課題が山積であるが、今後もそれぞれの連接・接合タイプの妥当性を裏付けられるよう、統語的なレベルでの分析を進めていきたい。 アイヌ語鵡川方言の言語学的フィールド調査(北海道勇払郡むかわ町)は、今年度は36回、調査時間にして約180時間実施することができた。これらの録音、データ分析・保存には特別研究員奨励費で購入した録音機(ICレコーダー)、ノートパソコン、外付けハードディスクを用いている。今年度も引き続きエリシテーションによるアイヌ語の語彙調査、文例調査およびアイヌ語による自由談話、口承文芸、伝統歌謡の調査・記録をおこなった。
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現在までの達成度 (段落) |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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