研究課題/領域番号 |
14J05057
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
ヨーロッパ史・アメリカ史
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
野村 雄紀 神戸大学, 人文学研究科, 特別研究員(DC1)
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研究期間 (年度) |
2014-04-25 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
2016年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2015年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2014年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
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キーワード | 西洋史 / イタリア / ヴェネツィア / 近世史 / 財政 / 地方行政 / 国際情報交換 |
研究実績の概要 |
本年度は、本研究を構成する研究内容のうち、「16世紀後半から17世紀前半にかけての本土領監査審問官の活動」という内容に重点を置いて研究を行った。 第1に、昨年度以来研究してきた1619-1621年の本土領監査審問官に関する論文の執筆を行い、学術雑誌『西洋史学論集』に投稿した。その後、本論文は受理され、「17世紀前半におけるヴェネツィア共和国本土領統治の変化―1619-1621年の本土領監査審問官の巡察をもとに―」というタイトルの下、2017年3月に刊行された。 第2に、上記の本土領監査審問官、および1634-1635年に巡察を行った同官職が実際の巡察・統制活動の中で直面した状況について考察するために、予め先行研究の整理と背景知識の収集をした上で、国立ヴェネツィア文書館と国立ブレシア文書館において現地史料調査を行った。ブレシア地方はミラノ公国との境界に位置し、間接税を中心に財政収入も多く、軍事的・財政的に極めて重要な地方であった。また、上記の2組の本土領監査審問官の両方が巡察において訪れており、通時的な比較分析を行うのに最も適した地方でもある。以上の理由により、ブレシア地方を新たに研究対象として加えることとしたのである。そして、史料調査の結果、ヴェネツィアから各地に派遣される統治官や現地の都市参事会、その参事会の在ヴェネツィア大使といった多様な政治的主体が日頃から相互にコミュニケーションを取っており、とりわけ本土領監査審問官の巡察はそうしたコミュニケーションを活発化させていたことが浮かび上がってきた。 また、昨年度に投稿していた論文「17世紀前半ヴェネツィア共和国本土領における徴税請負制度の統制―本土領査察官ザッカリーア・ボンドゥミエールの巡察(1625-1626年)をもとに―」が受理され、2017年6月刊行予定の『西洋史学』第263号への掲載が決定した。
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現在までの達成度 (段落) |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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