研究課題/領域番号 |
14J05556
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
哲学・倫理学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
長坂 真澄 大阪大学, 人間科学研究科, 特別研究員(PD)
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研究期間 (年度) |
2014-04-25 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
採択後辞退 (2016年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2015年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2014年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | マルク・リシール / 無限 / カントール / ラスロ・テンゲィ / 現象学 / 超越論的仮象 / 存在神学 / 超越論的理想 / 原事実性 / 可能性 / 現実性 / ハイデガー / カント / レヴィナス |
研究実績の概要 |
本研究は、「出来事」の概念を軸に、デリダ哲学を現代のフランス現象学者たち(フランク、マリオン、リシール)の思想と対比することにより、デリダ哲学が今日持ちうる意味について探究するものである。なかでも本研究の大部分を占めたのは、リシールの思想からのアプローチであり、とりわけ本年度においては、リシールが考察する超越論的仮象としての「無限」の問題系が、「出来事」の概念へといたる導きの糸となった。 デリダにおいては「無限」の議論は多岐に渡るが、体系的に整理されているわけではない。それゆえ、より体系的であるリシールの「無限」にまつわる議論が、問題を明確化するために大きく役に立った。なお、この議論の検討にあたっては、リシールを足掛かりに現象学における「無限」の問題を論じる、ラスロ・テンゲィの著作『世界と無限性――現象学的形而上学の問題へ向けて』から多くの示唆を得た。 本研究の取り組みにより、デリダとリシールが共通して取り組む「無限」の問題が、様々な哲学史的背景から連結的に理解されうることが明らかになった。より具体的には、テンゲィの提出したパースペクティヴにより、「無限」の問題を、アリストテレス、クザーヌス、カントールを経て、デリダ、リシールに代表される現代の哲学者へといたる問題として捉えることが可能となった。さらに、リシールのカントール読解の研究により、「無限」の問題を、リシャール、ポワンカレ、ラッセル、ゲーデルによる議論の変遷の中に位置づけ、それを背景に、デリダの「無限」をめぐる考察を検討することが可能となった。かくして、本年度の研究においては、「出来事」の概念の探究が要求する、「無限」の問題を、様々な角度から考察することができた。
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現在までの達成度 (段落) |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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