研究課題/領域番号 |
14J05609
|
研究種目 |
特別研究員奨励費
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
免疫学
|
研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
設樂 宗一朗 京都大学, ウイルス研究所, 特別研究員(DC2)
|
研究期間 (年度) |
2014-04-25 – 2015-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
|
配分額 *注記 |
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2014年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
|
キーワード | ILC / IL-7 / Liver / Hepatocyte / RORgt / Integrin a4b7 |
研究実績の概要 |
【研究目的】肝細胞から産生されるIL-7に着目し、肝臓に存在するCD45+Lineage-IL-7Ra+c-Kit+Sca1+Thy1-新規自然リンパ球の同定と機能の解析を行う。 【研究方法と研究内容】 1.細胞の表現型の解析:新規自然リンパ球について、(i) 細胞表面マーカーの発現と (ii) 転写因子の発現を調べる。2.細胞の生存因子の解析:新規自然リンパ球はIL-7Raを発現している。このことから肝細胞が産生するIL-7が新規自然リンパ球の生存を制御している可能性が示唆される。そこで、(iii) 肝細胞で特異的にIL-7遺伝子を破壊したAlbumin-Cre IL-7flox/floxマウスを用いて、新規自然リンパ球の細胞数を調べる。 【結果】1.細胞の表現型の解析:(i) 細胞表面マーカーの発現…フローサイトメトリーにより解析した結果、インテグリンa4b7を発現していることが示唆された。(ii) 転写因子の発現…RORgt-GFP KIマウスを用いた解析の結果、RORgtを発現していないことが示唆された。2.細胞の生存因子の解析:(iii) IL-7の制御…Albumin-Cre IL-7flox/floxマウスを用いた結果、新規自然リンパ球の細胞数に変化は無かった。 【考察】 1.細胞の表現型の解析:(i) 細胞表面マーカーの発現…自然リンパ球の一種LTiの前駆細胞の一部がインテグリンa4b7を発現する。このことから、新規自然リンパ球は自然リンパ球の前駆細胞である可能性が考えられる。(ii) 転写因子の発現…自然リンパ球の第三グループはRORgtを発現する。このことから、新規自然リンパ球は自然リンパ球の第三グループではないと考えられる。2.細胞の反応性と生存因子の解析:(iii) IL-7の制御…肝細胞が産生するIL-7は新規自然リンパ球の生存に関与していないと考えられる。
|
現在までの達成度 (段落) |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
|
今後の研究の推進方策 |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
|