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miRNAを介したc-Srcによるがん化の制御機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 14J06451
研究種目

特別研究員奨励費

配分区分補助金
応募区分国内
研究分野 腫瘍生物学
研究機関大阪大学

研究代表者

松山 麗伊  大阪大学, 生命機能研究科, 特別研究員(DC2)

研究期間 (年度) 2014-04-25 – 2016-03-31
研究課題ステータス 完了 (2015年度)
配分額 *注記
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
2015年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2014年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワードmiRNA / Src / がん / がん遺伝子Src / ノックアウトマウス
研究実績の概要

非受容体型チロシンキナーゼであるc-Srcは、がん形質の獲得に密接に関わっているが、その詳細なメカニズムは未だ不明のままである。我々はこれまで、miRNAを介したSrcがん化制御を明らかにしてきた。しかし、これまでの解析はすべて細胞レベルであり、これらの制御が実際に個体レベルにおいても機能しているかは不明である。本研究では、Srcがん化シグナルの制御に関わるmiRNAのノックアウトマウスを作成することで、個体レベルでのがん化における生理的意義の解明を目指した。
Srcによるがん化を抑制するmiR-Xについて、ノックアウトマウス(ESKO)を作製した。しかし、3ヶ月齢を経てもコントロールマウスと比較して外見上の差異は見られなかった。また、H&E染色を行い組織を詳しく観察したが、変化はなかった。これらの結果から、miR-Xは発生段階において、必須の機能を果たしていないと考えられる。
また、Srcがん化制御に関わる他のmiRNAについて、Floxマウスを得た後、腸特異的にCre遺伝子を発現するvillin-Creマウスと交配させ大腸特異的ノックアウトマウスを得た。現在、1ヶ月齢程度であるが、目視観察による外見上の差異は見られていない。今後、各種がん化モデルマウスとの交配により、miRNAが個体レベルにおいてもがん化を抑制するか検証する予定である。
本研究により、個体レベルにおけるmiRNAを介したがん化制御およびそのメカニズムが明らかとなれば、miRNAの重要性についての理解を大きく進展させるだけでなく、それらを標的とした新規がん治療薬の開発に貢献できるものと期待される。

現在までの達成度 (段落)

27年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

27年度が最終年度であるため、記入しない。

報告書

(2件)
  • 2015 実績報告書
  • 2014 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2016 2014

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] miR-27b suppresses tumor progression by regulating ARFGEF1 and the focal adhesion signaling.2016

    • 著者名/発表者名
      Matsuyama, R., Okuzaki, D., Okada, M., Oneyama, C.
    • 雑誌名

      Cancer Science

      巻: 107 号: 1 ページ: 28-35

    • DOI

      10.1111/cas.12834

    • 関連する報告書
      2015 実績報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [学会発表] miR-27b controls c-Src-induced tumor progression by targeting Paxillin2014

    • 著者名/発表者名
      浅井 麗伊、奥崎 大介、池田 純一郎、森井 英一、岡田 雅人、小根山 千歳
    • 学会等名
      第73回日本癌学会学術総会
    • 発表場所
      パシフィコ横浜(神奈川県横浜市)
    • 年月日
      2014-09-25 – 2014-09-27
    • 関連する報告書
      2014 実績報告書
  • [学会発表] miR-27bを介したSrcによるがん悪性化の制御機構2014

    • 著者名/発表者名
      浅井 麗伊
    • 学会等名
      第6回シグナルネットワーク研究会
    • 発表場所
      慶應義塾大学医学部(東京都新宿区)
    • 年月日
      2014-05-10 – 2014-05-11
    • 関連する報告書
      2014 実績報告書

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公開日: 2015-01-22   更新日: 2024-03-26  

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