• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

認知機能に焦点をあてたコーピングの柔軟性を獲得するための介入プログラムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 14J06513
研究種目

特別研究員奨励費

配分区分補助金
応募区分国内
研究分野 臨床心理学
研究機関広島大学

研究代表者

中村 志津香  広島大学, 教育学研究科, 特別研究員(DC2)

研究期間 (年度) 2014-04-25 – 2016-03-31
研究課題ステータス 完了 (2015年度)
配分額 *注記
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
2015年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2014年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワードコーピング / ストレス / 認知機能 / ストレスコーピング / 抑うつ
研究実績の概要

本年度は,昨年度に引き続き,介入研究の実施やデータ分析,追加のデータ収集を行った。
昨年度は,コーピングの柔軟性におけるメタ認知や自己注目の役割について検討し,その結果を基にして,メタ認知を高めることにより,コーピングの柔軟性を獲得するための介入プログラムを作成し,その効果の検討を行うための研究を行ったが,データ集計やデータ分析については,昨年度に行うことができなかったため,今年度はそのデータ集計やデータ解析から行うこととなった。
介入の結果,介入群はプリテスト(介入前)の注意の定位機能と,ポストテスト(介入後)の注意の定位機能は,ポストテストの適応的コーピング(コーピングの柔軟性)と有意な正の関連があり,ポストテストの適応的コーピングとフォローアップテスト(介入後3週間)の抑うつとの間に有意な負の関連があることが明らかになった。統制群においては,プリテストの注意の定位機能とポストテストの注意の定位機能との間に有意な正の相関があったものの,ポストテストのコーピングの柔軟性やフォローアップテストの抑うつとの間に有意な関連は生じない,という結果が明らかになった。
これらのデータ,結果に加え,注意機能とコーピングの柔軟性,メタ認知との関連についてさらに検討するため,追加のデータを収集した。その結果,注意機能の中でも,特に実行注意はメタ認知と関連することが明らかになった。この結果から,コーピングの柔軟性と注意機能は,メタ認知機能を介して関連している可能性が示唆された。

現在までの達成度 (段落)

27年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

27年度が最終年度であるため、記入しない。

報告書

(2件)
  • 2015 実績報告書
  • 2014 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて 2015 2014

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] コーピングの柔軟性を高める介入プログラムの効果2015

    • 著者名/発表者名
      中村志津香
    • 雑誌名

      広島大学大学院教育学研究科紀要第三部(教育人間科学関連領域)

      巻: 64 ページ: 121-128

    • NAID

      120005694503

    • 関連する報告書
      2015 実績報告書
  • [雑誌論文] メタ認知と自己注目がコーピングの柔軟性および抑うつに及ぼす影響2014

    • 著者名/発表者名
      中村志津香・大塚泰正
    • 雑誌名

      行動医学研究

      巻: 20 号: 2 ページ: 77-84

    • DOI

      10.11331/jjbm.20.77

    • NAID

      130004709225

    • ISSN
      1341-6790, 2188-0085
    • 関連する報告書
      2014 実績報告書
    • 査読あり
  • [学会発表] 注意トレーニングがコーピングの柔軟性と抑うつに与える影響 日本心理学会第79回大会2015

    • 著者名/発表者名
      中村志津香・大塚泰正・宮谷真人
    • 学会等名
      日本心理学会第79回大会
    • 発表場所
      名古屋国際会議場
    • 年月日
      2015-09-23
    • 関連する報告書
      2015 実績報告書
  • [学会発表] Effect of metacognition on coping flexibility of Japanese undergraduate students.2014

    • 著者名/発表者名
      Nakamura, S., & Ostuka, Y.,
    • 学会等名
      ABCT 48th convention
    • 発表場所
      philadelpia
    • 年月日
      2014-11-21
    • 関連する報告書
      2014 実績報告書

URL: 

公開日: 2015-01-22   更新日: 2024-03-26  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi